2020年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 伊藤美誠(スターツ)「負けて良かったとは思わないですけど、負けたからこそまた頑張れるところがある」
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準決勝終了後の伊藤選手のインタビュー
- Q:準決勝敗退となったが気持ちは?
- すごく悔しいんですけど早田選手がすごく上回っていたので、ああすればよかったなこうすればよかったなっていうのはあるんですけど、すごい早田選手の方が今日の試合はずっと上だったのかなって。(早田選手の)良いボールがたくさん入ってきたので、今日の試合はよく逆にここまで戦えたなって思いました。
- Q:どこが(早田選手に)上回られた?
- 頭でもそうですし、戦術でもすごい(早田選手が)調子よかったと思いますし、実力もやっぱり上がってますし、その部分を全て出されて押され負けしたのかなと。 今持っている物は出したんじゃないかなと思うので改めてまた頑張りたいです。
- Q:久しぶりに(国内で)負けを経験したと思うが?
- 優勝以外はみんな負けるので、勝つ選手っていうのは少ないですし、その中でももっともっと勝っていけるようになっていきたいなっていうのと日本人選手の中で負けないように改めてまた頑張ろうと思いますね。今日の試合、負けて良かったとは思わないですけど負けたからこそまた頑張れるところがあると思うので頑張っていきたいなと思います。
- Q:この負けを半年後の東京オリンピックにどうつなげていきたい?
- どちらかというとあまりオリンピックの話というよりかは次の大会なので、1週間後にドイツオープンが控えているのでしっかりそこで一戦一戦勝つことがオリンピックにつながると思うので次のドイツオープンに向けてしっかり休憩して、さらにまた頑張って練習したいと思っています。
- Q:攻められている場面でも伊藤選手の笑顔が印象的だったが、一番のパートナーでありライバルである早田選手に対しては?
- 2-2になってから楽しかったのかなって。1,2ゲーム目は自分的にあんまり楽しくなかったので。2-2になって私自身も自分のことをしっかり考えることができて楽しい試合ができたのでそこは良かったんじゃないかなと、0-4で終わらなくてよかったなと思います。
- Q:海外でも国内でも勝ち続ける難しさっていうのは?
- そこまであまり感じなくて、もちろん勝つことは大事なんですけど勝つことを意識するより目の前の一戦一戦をどう出し切るかっていうのをどう大事にしていくっていうのが私自身の目標なので、あまり勝ち続けたいとか勝ち続けるっていうのはあんまり頭の中になくってただ単に出し切ってそれで負けたらまた頑張ろう、また実力を上げて頑張ろうっていうそういう風に考えているので、今日の試合もさっき言ったみたいに優勝以外は全員負けるんですけどその負けっていうのは絶対また次につながると思いますし、これからはしっかりプロツアーに向けて頑張りたいです。
女子シングルス準決勝でダブルスパートナーである早田に惜しくも敗れ、史上初の3年連続3冠には届かなかった伊藤ではあるが、既に心は前を向いている。
全日本では3種目に出場、この1週間で16試合もこなし、肉体的、精神的疲労もある中、来週には遠く離れたドイツの地でのプロツアーに臨む。まずはゆっくり休み、再び世界のライバルを相手に躍動する伊藤の姿を日本の卓球ファンに見せてほしい。