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ピッチ

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『ピッチ』とは一体何だろうか。

『PITCH(ピッチ)』には投げる、投球という意味と、音の調子、程度という意味がある。また、ボートを漕ぐときの 回数の早さもピッチだ。卓球で使うビッチというのはボートと同じ使い方。 つまり、 よく、「ピッチ70くらいの早さで打ち合って」とか言いますが、これは1分間70往復くらいの早さでボールを打って、という意味。初心者の場合、フォア打ちや、バック対バックで打ち合う場合、大体ピッチ40-50くらいで打ち合っているのではないだろうか。技術が安定し、動きや反応が速くなると、ピッチ60-70くらいで打ち合えるようになり、日本や世界のトッププレーヤーになると、80- 100くらいのピッチで打球し、その中で動けるようになるのだ。 実際の試合のときも、ボールの往復速度というのは、打ち合ったときにビッチ 80から、ときには100以上のピッチになるので、普段の練習でもなるべく早いピッチの練習を多く取り入れるようにしたいものだ。そうすれば、ボールにすばやく反応するようになり、あな たの卓球も、“急ピッチ”で上達するだろう。

緒方遼太郎がラケットを持っている姿
緒方遼太郎(早稲田大学)