ペンホルダーラケットと単板と合板
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粘りのペンホルダーラケット単板、打球感の合板
単板とは?
単板とは、生の木を一枚のまま切って乾燥させてラケットに使うやり方。現在、単板といえばヒノキがほとんどである。
樹には年輪がある。その年輪(色が濃い同心円の輪のところ)自体は硬いのだが、その年輪と年輪の間の木(色が薄いところ)は軟らかい。つまり単板は天然の“合板”だと言える。この単板の特徴は、衝撃を柔らかく吸収し、よくしなることでエネルギーを一気に放出する点だ。 この“粘り“のよさが単板ならではの特徴であり、単板愛好者はこの粘りに注目する。 昔は6㎜~7㎜ぐらいが多かったが、現在は9~10㎜前後が主流になっている。
厚くなるほどよく反発するというメリットがあるが、そうすると重たくなってしまうのがデメリットだ。
合板とは?
日本では合板は大きく分けて3、5、7枚というのが一般的で、ラケットの厚さは、だいたい5~7㎜ぐらい。あまり厚くすると重くなり、硬くて弾きすぎてしまい、コントロールしづらく、回転がかけにくくなる。
ペンホルダーのグリップは2種類
ペンホルダーのグリップは、日本式、中国式の二つに分けられる。日本式ラケットの柄と握り部分にはコルクが使われていて、柄に人差し指を引っかけるようになっている。裏面には半円コルクがついている場合が多く、これは指が汗などですべらないようにつけられている。 コルクの利点は、軽い、すべらない、肌触りがいい、加工がしやすい点があげられる。
日本式ペンホルダーグリップ部分の重量は、グリップの上下、裏面の半円・コルク合わせて約10g。コルクを使用しているので非常に軽く作られている。もしも他の材質で作ったとすると、グリップだけで15~20gぐらいになってしまい、ラケット全体の重量が増してしまう。
一般的に当社では柄の長さは約9cm、高さ(厚さ)は約2cm。
幅は下が約2cmで上になるにつれて細くなり、一番上の部分は約1.3cmになっている。
柄の裏面の長さは約9.5cm、高さ(厚さ)は約4㎜だが、この裏面のグリップをそっくり取ってしまう選手もいる。
昔のグリップは現在に比べると柄の厚さが1.5cmと薄く、柄の裏面は1cmと厚かったのですが、下が薄くなるにつれてだんだん上が厚くなって、現在の厚さに定着した。
日本式ラケットとのグリップは、一般的にやや長いものはドライブ選手用、やや短いものは速攻選手に適している。 この他にラケットの種類によってグリップの設計も微妙に違う。 女性や手の小さい人はやや幅の狭いものを使うようにしよう。
中国式ラケットの柄は、シェークハンドのコニック型を短くしたような形で材質も「コルクではなく普通の木を使い、日本式のようにグリップ部分はあまり高くない。 ラケットの形もシェークハンドのように丸型が主流になっている。
卓球ラケットのグリップは、横着しないで、少しずつ削ろう
日本で売られているペンホルダーのラケットは削られていない。そこで手の大きな人は少なめに、小さな人は多めに削り、自分のサイズに合わせて握りを決めよう。 削るときは、最初はやや大きめにしておいて、練習をしながら、打っては削り、削っては打ってを繰り返してみると良いだろう。次に、ちょうど良いグリップになったところで仕上げにサンドペーパーで表面をなめらかにする。 単板ラケットは板厚が9㎜前後と厚いので、親指部、人差し指部分の両方を削ったほうが指を深めに入れやすく、安定したグリップ感が得られるだろう。
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