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ネットイン、エッジボール

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卓球の試合をした人なら、「ネットイン」と「エッジボール」による泣き笑いを何度か経験しているだろう。ネットに触れてから相手コートに入るのが「ネットイン」。サポートはネットの一部と見なされているので、サポートに当たり相手コートに入るのはセーフ。「エッジボール」は卓球台のまわりのフチの角に当たるボールで、これもセーフ。しかし、台の側面に当たったボールは、サイドで、アウト。エッジかアウトか、エッジかサイドかという判定は難しい。ボールが上にはね上がった、横に大きくはねた、そのまま下に落ちた、というようにバウンドの仕方で、エッジかサイドかを判断したい。卓球は1本のネットイン、エッジボールが試合の流れを変えることがある。相手はわざとネットインをしようと思っているわけではないのに、1本のネットインで気持ちが崩れてしまい、そこから連続失点をしたり、エッジボールの判定で審判と口論になり、自分を見失ったりすることもある。ネットインやエッジボールがあっても集中力をくずさず冷静さを保つことが大切だ。また、自分のボールがネットインやエッジになったときは、軽い会釈か手を上げて相手に示すことがフェアプレー。

丹羽孝希 契約選手
丹羽孝希(スヴェンソン)

選手によってはネットインやエッジボールを返すのが得意な人と苦手な人がいる。苦手な人は基本姿勢で力が入りすぎて、ネットインで慌ててしまうが、得意な人はリラックスした基本姿勢で、ボールが変化しても慌てずに返球する。

勝負には 「運」がある。試合では立て続けにネットインやエッジボールが入ることもあるが、しかし、そういうネットインやエッジボールが卓球の予想できないドラマを作っていることも、事実なのだ。