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フリーハンド

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フリーハンドは直訳すれば、“自由な手”。
つまり、ラケットを持っていない手のこと。 右ききの人なら左手がフリーハンドで、左ききの人なら右手がフリーハンド。

 フリーハンドを使うのはまずサーブのとき。

緒方遼太郎 契約選手
緒方遼太郎(早稲田大学)

現行の日本卓球ルールによると『サーバーは、フリーハンドの手のひらを開き、その上につかむことなく自由に転がる状態でボールをのせ、静止させる。この状態からサーブは開始される。』『ボールが手のひらから離れたら、すぐにフリーアームとフリーハンドをボールとネットとの間の空間の外に出さなければならない。』
『サーブを開始されてから打球されるまでの間、ボールは常にプレーイングサーフェス(台の表面)よりも高い位置で、エンドラインの後方になければならない。またその間、サーバーまたはダブルスのパートナーの体の一部、または着用している物でボールをレシーバーから隠してはならない。』またフリーハンドがコートに触れるとミスとしてカウントされるので注意が必要だ。

さて、プレーのほうで言えば、この自由 フリーハンドは卓球にとって意外に重要。フリーハンドの役目は、まず“バランス機能” 片方の手だけを使う卓球にとって、このフリーハンドは左右のバランスを保つために大切。

卓球の作は体を中心に回る回転運動が主であるため、うまく回転させるためには、フリーハンドをラケットハンドと対応させないとスムーズにいかない。

そして、フリーハンドの使い方1つで ボールの威力倍増も可能だ。

例えばドライブやスマッシュを強く打つ時にフリーハンドを引いたり、バックプッシュのとき強く後ろに引いたりするのもその例。使い方も“自由”なフリーハンドだがとても重要なのだ。