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松下浩二(KOJI MATSUSHITA)シリーズ4種類を比較 カットマン用卓球ラケットの決定版

更新日
KOJI MATSUSHITA SERIES

VICTASのカットマン向け卓球ラケットシリーズとして人気を誇る「松下浩二(KOJI MATSUSHITA)」シリーズ。
現在、松下浩二シリーズはそれぞれのカットマンが自身のプレースタイルに合わせて選べるよう、異なる“4種類”が販売中である。
各シリーズの違いを知り、あなたにぴったりな1本が見つかるよう、各カットマン用ラケットの特徴を解説していく。

松下浩二シリーズは4種類

松下浩二シリーズ一覧

松下浩二シリーズは日本初のプロ卓球選手として活躍した名カットマン・松下浩二(現:Tリーグチェアマン)の名前を冠している。全日本卓球選手権でシングルス4回、ダブルス7回の優勝を果たしたカットマン「松下浩二」のモデルラケットを紹介する。
カットマンの決定版として販売中の松下浩二シリーズのコンセプトは「全てのカットマンのために」。
コンセプトに沿い、全てのカットマンが自身のプレースタイルに合わせて最適な1本を選ぶことができるよう、4種類のシリーズを展開中である。
2011年の発売当初から絶大な支持を集める「KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)」をはじめ、攻撃重視の「KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE (松下浩二オフェンシブ)」、守備重視の「KOJI MATSUSHITA DEFENSIVE (松下浩二ディフェンシブ)」、特殊素材を搭載し広いスイートスポットが特徴の「KOJI MATSUSHITA SPECIAL(松下浩二スペシャル)」の4種類。 それぞれの特徴を詳しく解説していく。

KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)の特徴

KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)

2011年3月、シリーズの中で最も早く発売になったのがこの「KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)」である。
全日本4回優勝、世界銅メダリストの松下浩二が自ら開発に関わり、現役時代のラケットを上回るギアに仕上がっている。
カットの変化とコントロールに優れ、攻撃時には木材の合板特性で弾みを生む。 素材は柔らかめであるため、安定したカットが特に魅力的なラケットだ。
松下浩二のように、安定したカットで粘ったり、力強い攻撃で相手を抜き去ったりと、あらゆるシーンで得点を狙う選手にオススメの1本だ。 ラケットの厚み、重量ともにシリーズの中で最も平均的な数値になっているため、迷ったらまずこの「KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)」から試してみるのが良いだろう。
また、ラケットのストレートグリップがシリーズ内で1番細いのも特徴だ。
VICTAS契約選手のカットマンであり、全国中学校卓球大会・女子シングルス チャンピオンの小塩遥菜も使用しているギアである。

VICTAS契約選手の小塩遥菜はこうコメントしている。

小塩遥菜のコメント

小塩遥菜

「この『KOJI MATSUSHITA(松下浩二)』は小学6年生くらいから使い始めて2年ちょっと使用しているのですが攻撃をするときも自分の力の調節でコントロールして打つことができるので安心感があります。 また、カットの安定感があるだけでなくコントロールのしやすさも魅力だと思います。」

小塩遥菜のカット好プレー動画はこちら

  1. ラケット厚:5.4mm
  2. ラケット厚:5.4mm
  3. 値段:11,000円(税込)

KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE (松下浩二オフェンシブ)の特徴

KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE (松下浩二オフェンシブ)

「KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE (松下浩二オフェンシブ)」は、2013年7月に発売された攻撃重視のカットマン用ラケットである。
表面にやや硬めの“マホガニ材”を使用し、攻撃時のボールの威力を保証。カット時は中芯にボールの威力を制御する木材を使うことで安定性を向上しているため、打てば威力があり、守れば抜群の安定感が得られるという特徴がある。
少し弾みがあるためカットは深く入りやすく、カット打ちをする相手をつまらせてからの攻撃というパターンが作りやすい。
攻撃的なプレーでも得点を狙いたい、アグレッシブなカットマンにおすすめの1本だ。

VICTAS契約選手の相馬夢乃はこうコメントしている。

相馬夢乃のコメント

「私がラケットを選ぶときは、カットも攻撃も安定していてバランスがとれていることを重視しています。なかでも『KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE(松下浩二オフェンシブ)』はカットが安定し、攻撃時には威力が出る、攻守のバランスが良いラケットだと思います。 特にバックのツッツキが良く切れ、チャンスを作り攻撃につなげることができたり、相手を崩す変化のあるプレーができたりと攻守の偏りがない印象ですね。」

相馬夢乃のカット好プレー動画はこちら

シリーズで最も厚く、重さもある1本となっている。

  1. ラケット厚:6.0mm
  2. ラケット重量:93±(g)
  3. 値段:11,000円(税込)

KOJI MATSUSHITA DEFENSIVE (松下浩二ディフェンシブ)の特徴

KOJI MATSUSHITA DEFENSIVE (松下浩二ディフェンシブ)

「KOJI MATSUSHITA DEFENSIVE (松下浩二ディフェンシブ)」は、2013年7月にオフェンシブと同時に発売された守備重視のカットマン用ラケットである。
表面にボールの弾みを抑える“シルバーハート材”を使用し、カットをする際にはラケットに当たれば入るというような比類なき安定性を実現している。
さらに、打球感が柔らかいため、スイングスピードが足りなくても最も回転量を出しやすいという特徴がある。
カット主体で粘りながら、回転量のギャップで点を取りたい選手、まだコントロールに不安が残る選手にぴったりな1本だ。
松下浩二シリーズの中では最も薄く、軽量なラケットとなっているため、カットマン初心者の入門ラケットとしてもおすすめのラケットである。

  1. ラケット厚:5.0mm
  2. ラケット重量:84±(g)
  3. 値段:11,000円(税込)

KOJI MATSUSHITA SPECIAL (松下浩二スペシャル)の特徴

KOJI MATSUSHITA SPECIAL (松下浩二スペシャル)

KOJI MATSUSHITA SPECIAL (松下浩二スペシャル)」は松下浩二シリーズの中で、唯一特殊素材を使ったラケットである。
木材5枚とフリースカーボン2枚で構成され、反発を抑えた木材構成と特殊素材が生み出す広いスイートスポットが特徴。
手に響かない「新感覚」が体験できる。
シリーズの中で最も弾むため、カットのコントロールには慣れが必要だが、攻撃力は圧倒的。
攻撃を重視する近代カットマンにはもってこいの1本である。
適度な板厚と重量で、カットの扱いやすさと攻撃のバランスが取れるのも魅力のひとつ。特殊素材の効果で、力のない選手でも遠くまでボールを飛ばせるため、カットマン入門者にも愛用されている。

  1. ラケット厚:5.6mm
  2. ラケット重量:90±(g)
  3. 値段:13,200円(税込)

松下浩二(KOJI MATSUSHITA)シリーズのまとめ

フラグシップモデル「KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)」をはじめ、攻撃重視の「KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE (松下浩二オフェンシブ)」、守備重視の「KOJI MATSUSHITA DEFENSIVE (松下浩二ディフェンシブ)」、特殊素材を搭載し広いスイートスポットが特徴の「KOJI MATSUSHITA SPECIAL(松下浩二スペシャル)」の4種類カットマン用卓球ラケットの特徴を理解できただろうか。
自分の目指すプレースタイルと照らし合わせて、ぜひあなたにぴったりな1本を見つけてほしい。