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シェークハンドと戦型

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シェークハンドと戦型

速攻型

木原美悠(JOCエリートアカデミー)
木原美悠(JOCエリートアカデミー)

シェークハンドグリップ速攻型の選手は主にフォア側に裏ソフト、バック側に表ソフトを使用してプレーをする選手を指す。
前陣でプレーするシェークハンドグリップのプレーヤーの中にはバック側に粒高のラバーを使用する異質系速攻型の選手もいる。
また、両面に裏ソフトラバーを貼り、前陣から非常に早いタイミングでドライブボールを繰り出して戦う選手も、速攻型とする場合がある。オススメの表ソフトは超攻撃的で安定感のある『VO>102』。

前田美優(日本生命)
前田美優(日本生命)

一般的には前陣でプレーする選手には、ブロックがしやすくスマッシュもやりやすい厚めのラケットが適している。
木材ラケットなら前陣での速さとパワーを活かせる『KOKINIWA WOOD(丹羽孝希ウッド)』、カーボンラケットならボールの破壊力を生む『FireFall VC(ファイヤーフォール VC)』がオススメだ。

ドライブ型

丹羽孝希(スヴェンソン)
丹羽孝希(スヴェンソン)

両面に裏ソフトラバーを貼り、主にトップスピンのボールでプレーする戦型。
ドライブ型にはオールラウンドなスタイルや、主に前陣でプレーするスタイル、中後陣からの両ハンドを得意とするスタイルなど、さまざまなタイプがある。
オススメは威力重視、決定打を生む『V>15 Extra(エクストラ)』だ。

吉村和弘(愛知工業大学)
吉村和弘(愛知工業大学)

なかでも80年代から90年代にかけてスウェーデンが完成させたオールラウンドな攻撃型は、長い間王座に君臨していた中国の速攻を打ち破った。

これに対して中国は、独自のオールラウンドスタイルの卓球を研究し、シェークハンドを使用した選手が活躍した。

このタイプの選手は、中・後陣からのドライブでのラリー戦を多用することから、板厚6㎜前後で材質はやわらかめの、しっかり回転がかけられるラケットが適している。
木材ラケットなら『V>15 Extra(エクストラ)』と相性の良い『KOKINIWA WOOD(丹羽孝希ウッド)』、カーボンラケットならパワーと威力を引き出す『ZX-GEAR OUT(ゼクスギア)』がオススメだ。

カット型

相馬夢乃(遊学館高校)
相馬夢乃(遊学館高校)

カット型の選手には、弾みを抑えた大きめの打球面と、平らで幅が広く、角度の出しやすい形状のグリップを持つラケットがよいとされてきた。

ところがこれは、守備主体のカット型選手に言えることで現代卓球では威力やスピードのある攻撃選手のボールを守っているだけでは勝機が少なく、カット選手にも攻撃力が不可欠になりつつある。

攻撃選手も顔負けの攻撃力を兼ね備えたカット型選手には、適度な反発力を持ったラケットが適している。
攻撃型カットマンには『KOJI MATSUSITA OFFENSIVE(松下浩二 オフェンシブ)』がオススメだ。

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