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INTRODUCTION-OGATA,Ryotaro -【選手紹介・緒方遼太郎】

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試合をしている緒方遼太郎選手

プロフィール

試合をしている緒方遼太郎選手

緒方遼太郎(おがたりょうたろう)。1998年4月14日生まれ。

愛知県出身。JOCエリートアカデミーで腕を磨いた後、早稲田大学に進学。

2014年には天皇杯・皇后杯全日本卓球選手権大会・ジュニアの部で中学3年生ながらもベスト8進出。続く2015年もベスト8と好成績をキープした。

さらに翌年の2016年には、準決勝で張本智和をストレートで下し、決勝進出。決勝戦で敗れはしたが、準優勝を収めた。

2017年は一般の部で初のランク入りを果たした。

大学進学後も活躍は続き、2018年全日本大学総合卓球選手権大会個人の部(全日学)では男子ダブルスで大学チャンピオンに輝いた。

2019年1月の天皇杯・皇后杯全日本卓球選手権大会では男子シングルスの5回戦で前年王者の張本智和をあと一歩のところまで苦しめた。

緒方遼太郎のプレースタイル

試合をしている緒方遼太郎選手

右シェーク攻撃型で、安定感のある堅実なプレーが持ち味。美しいフォームから放たれるドライブは必見で、見るものを魅了する。
得意なサーブはYG(ヤングジェネレーション)サーブ。左右のコース、長短、回転の種類など、まさに7色のYGサーブで相手を惑わせる。
一方のレシーブでは、チキータレシーブが武器。チキータでチャンスを作り、持ち前の安定感のあるラリーに相手を引きずり込む戦術が光る。
ラリーでは安定感のある両ハンドが特徴。前陣での早い展開を主軸に、下がっても盛り返すことができるパワーも兼ね備えている。
特にラリーで注目すべきはカウンター。コンパクトなスイングで、相手の球威を最大限に使って空いたコースを抜き去る芸術的なプレーからは目が離せない。

動画でプレースタイルを確認

2019年の全日本選手権では、5回戦で前年王者の張本をあと一歩のところまで追い詰めた。持ち味のYGサーブ、チキータ、カウンターそれぞれが光ったプレーを3つ厳選して紹介する。

1つ目はYGサーブからのバックハンド連続攻撃

フォア前付近に出したYGサーブを張本がチキータでレシーブ。急いでバック側に戻る張本に対して、緒方は冷静にフォア側へ送球。甘くなった返球を次はバック側へしっかりとドライブ。さらに甘くなった次球はフォアへ攻めきり、バックハンド3連打で揺さぶり得点した。

2つ目はチキータからのバック対バックのラリー展開。

フォアのサイドラインいっぱいのところに入ったサーブに対して、思い切りよく回り込んでチキータをした緒方。次球は空いたバック側を狙われたが、素早い脚さばきで3球目をバックハンドドライブで攻めた。そこからバック対バックの展開になるも、フォアを突かれてしまう。これをしっかりと待っていた緒方は、フォアクロスの厳しいコースにカーブドライブを放ち、ポイントに結びつけた。

最後はコンパクトで鋭いカウンター。

緒方遼太郎の使用用具

試合をしている緒方遼太郎選手

ラケットはスワット パワーを、ラバーは両面にV>15 Extra(エキストラ)を使用している。

使用ラケットのスワットパワーについては、「木材の打球感が自分にとってはしっくりきていて、V>15 Extra(エキストラ)と合わせると対ドライブやカウンターで相手に打ち負けないです。また、威力が出るだけでなく両ハンドの攻撃も安定するところが魅力ですね。」と自身のプレースタイルと用具の相性の良さを評価している。

このスワットパワーは、『スワット』シリーズの中で最大の破壊力を持つ。大ヒット商品7枚合板のスワットの特徴を継承し反発力を最大限に高めた超攻撃型ラケットである。緒方のような両ハンドの安定感を求める選手や、木材合板の打球感を保ちながら、威力を求める選手に最適なラケットになっている。

使用ラバーのV>15 Extra(エキストラ)は、「威力重視のエキストラ」とも称され、決定打を生む威力を重視したラバー。相手の球を強烈な回転とスピードで上書きして返すことができるため、緒方のようなカウンタープレーを目指したい選手にはピッタリのラバーになっている。緒方はV>15 Extraとスワットパワーを武器に、世界での活躍目指して今日も練習に励む。