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松平賢二インタビュー ~もう一度世界の舞台へ~

更新日
試合をしている松平賢二選手

Tリーグ開幕が開幕し琉球アスティーダの一員としてプレーする一方で、日本リーガーとして所属し二足の草鞋を履く松平賢二。
世界選手権代表としても活躍し30歳を迎えようとしている今、何を感じ何を思うのか、今後の目標についてインタビューを行いました。


――Tリーグ開幕に関して率直な気持ちを教えてください

(松平)ルールが特殊なのと調整の仕方が難しく、いろいろ準備はしていたんですけど雰囲気だったり実力だったりがまだまだ全然足りないっていうのがすごく感じました。もう少しあのレベルについていけるようなプレーを身に着けていかないと厳しいなと思いました。

――初戦 岡山リベッツ戦(対森園政崇選手)の試合の感想を教えてください

(松平)マサ(森薗)は、すごくやりづらいって感じました。一球一球焦らしてくるし、いつも以上にやりづらく感じたというのが率直な印象です。プレー自体が悪いというよりも精神的に先に相手に優位に立たれたという感じでした。ブンデスリーグでもプレーしているし、相手の方が戦い慣れていたと思います。

――国際大会や他リーグとの違いは感じますか

(松平)あんまり経験できないことを経験させてもらっているような感覚ですね。初戦っていうのもありましたし、そういうのも含めていい刺激になりましたし、別のステージで戦っている感覚になりました。ベンチに入っている人はもちろん今までと違う雰囲気ですし、試合を楽しめたらすごく雰囲気も楽しいんだろうなっていう感じですね。というのも、まだチームも自分も1勝もしていないので苦しい感じの、プレッシャーに押し潰されそうな感じのが多いです。他のチームは勝っているのですごい楽しそうにしているし、試合後インタビューがあって、負けた方はベンチ帰ってそのままロッカー戻ってファン対応もたくさんはできないので寂しい感じと押し潰されそうな感じで、精神的な部分の違いが大きいです。

――チームの雰囲気はどうですか

(松平)自分自身がまずはレベルアップしないと1勝するのも結構遠いなって思うくらいのレベルなので、特にシングルスは他のチームみんな出ている選手は世界ランキング10位前後で、そこに勝つにはもっとレベルを上げて、森薗戦で感じたように試合の戦い方をうまく工夫して考えたりしていかないと、普通通りいっても勝てないなって思いました。チームの雰囲気で持っていくところもありますし、そういう流れをうまくみんなで作りながら一人一人の役割を果たしてチームのまとまりが強化されてくると思います。

――会場の雰囲気やファンの印象を教えてください

(松平)まだみんな遠慮している感じはありますね。これからファンの方が増えていってみんな集まって応援してくれるとは思うんですけど、今は個人が多い印象です。今、応援の掛け声を決めようとチームで動いているので、そういうのからファンの方に広めて一体感を作っていきたいと思っています。中には、熱い応援の人もいて最後まで見てくれる人がほとんどで、試合が盛り上がればファンの方も盛り上がってくれるし、まとまりのある応援があると雰囲気も変わってくると思います。

――自分のアピールポイントを教えてください

(松平)キャプテンをやらさせてもらっているので、まとまりのあるチームを作っていきたいですし、良いプレーなどあれば一緒に盛り上がってくれたらうれしいです。ファンとチームが一体となった雰囲気にしたいですし、これは他のチームではできることではなく、琉球アスティーダのファンが一番熱いと思うので、一緒にいいチームを作っていきたいですね。

――これからの目標についてお聞かせください

(松平)まずはもう一度世界選手権に出ることが今の一番の目標です。そこに向けて今はひたすらやるしかないと思っています今年は世界選手権選考会にも出られるので、そこに照準を合わせてやっているので、そこからまた成長していきたいです。あとは、できるだけ長く現役をやりたい気持ちがあるので、心が折れそうなときもあるけど食らいついてできる所まで、高い位置でキープしながら、最低でも今の位置をキープしながら現役をやり続けたいと思っています。

新生VICTASとして、「今の勝者を打ち破り、明日の勝者になる」をテーマに、更なる進化を目指す選手の支援や新たな才能の発掘といった活動を通じて、明日の勝者達の動向を発信していく。

松平賢二選手 使用用具
  1. ラケット:QUARTET VFC(カルテット)
  2. ラバー(両面):V>15エキストラ