丹羽孝希 インタビュー ~次は世界選手権のシングルスでメダルを取る~
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7歳から卓球を始めた丹羽孝希は、先日行われた全日本社会人選手権大会男子シングルスで優勝し、日本国内の全カテゴリータイトル(※1)10タイトルを獲得した。
- 獲得した10タイトルの記事はこちらから
(※1:ここでの全カテゴリータイトルとは、以下の大会を対象とする。
①ホカバ ②カデット ③全中 ④インターハイ ⑤全日学 ⑥全日学選抜 ⑦全日本社会人選手権 ⑧ジャパントップ12 ⑨全日本選手権ジュニア ⑩全日本選手権)
そして、日本代表として団体戦とダブルスではメダルを獲得し、シングルスのメダルには届かなかったものの、あと一歩のところまで歩んできている。
※世界卓球選手権大会で獲得したメダルは以下の通り。
- 2012年/ドルトムント大会 男子団体/銅メダル
- 2015年/蘇州大会 男子ダブルス/銅メダル
- 2016年/クアラルンプール大会 男子団体/銀メダル
- 2017年/デュッセルドルフ大会 男子ダブルス/銅メダル
※オリンピックで獲得したメダルは以下の通り。
- 2016年/リオデジャネイロオリンピック 男子団体/銀メダル
丹羽孝希はいま何を想うのか・・・。
そして卓球に対してどう考えているのか・・・。
全日本社会人選手権大会の大会直後にインタビューを行った。
ーー全日本社会人選手権の優勝、おめでとうございます。
丹羽:ありがとうございます。唯一、優勝していないカテゴリーの大会で、欲しかったタイトルでした。昨年、決勝で負けた悔しさを晴らし、リベンジを果たすことが出来ました。
ーー全日本社会人選手権を優勝し、全カテゴリーのタイトルを獲得しましたが、いまの気持ちを教えて下さい。
丹羽:非常に名誉のあることだと思っているので、とても嬉しいです。これからもさらに大きなタイトルを獲っていきたいという気持ちです。
ーーこれまでのタイトルの中でも、一番嬉しかったタイトルはどのタイトルですか。
丹羽:全日本選手権の男子シングルスです。やはり国内の大会では一番難しいと思うので、そこで優勝できたことは本当に嬉しかったです。
ーー世界選手権、そしてオリンピックへ挑み続けるにあたっての意気込みはいかがですか。
丹羽:世界選手権とオリンピックは、出場することが難しい大会なので、まずは出場することを目標にしていますし、出場した時には日本代表という自覚を強くもって最高のプレーをしたいです。また、今までは団体戦やダブルスではメダルを取ってきているので、“次はシングルスでメダルを取ること”を目標にしています。
中国選手とは今までもずっと戦ってきて、彼らの強さは身をもって感じてきました。現時点では力の差はあると思いますが、手の届くところまではきていると思うので、その差を縮められるよう、また勝ちきれるように、日々の練習に取り組んでいます。また、試合は一発勝負なのでいつチャンスがくるかわからないですし、そのチャンスがきた時にモノにできるよう、日々の練習をしっかりがんばっていきたいです。
中国選手に対して勝率は良くないですが、試合前から諦めていたら絶対に勝てないので、絶対に勝つんだ、絶対にやってやるんだ、という意気込みと気持ちをもって、これからも挑み続けます。
ーー小さいころから卓球をしてきて、23歳になった今、子供達へ伝えたいことはありますか。
丹羽:全ての人がオリンピックや世界選手権を目指して卓球をするわけではないと思います。
試合で勝つことで感じられる嬉しさや、負けたことで味わう悔しさも含めて、卓球をもっと好きになってもらいたいです。
これは子供たちへ伝えたいことでもあるのですが、中学生や高校生、大学生、そして大人の方へも通ずることでもあるので、卓球をしている全ての方に卓球を楽しんでもらいたいと心から願っています。
ーー最後に、応援してくださっているファンの皆様へ
丹羽:僕の試合は、淡々としているとよく言われたりするのですが、リオオリンピック以降は会場などで、みなさんの応援をより感じるようになり、試合での苦しい場面でも、がんばろうと思わせてもらっています。プレー、そして結果で恩返しができるように全力を尽くします。引き続き温かい応援のほど宜しくお願いします。