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平成30年度 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会 大会4日目団体決勝

更新日
集合写真

平成30年度 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会(通称:インターハイ)が、愛知県豊田市:スカイホール豊田で行われ、大会4日目は、男女シングルス5回戦までと男女団体決勝を行った。

男子団体

決勝

愛工大名電(愛知)3-0鶴岡東(山形)
1 曽根3-2中橋
2 田中3-0小松
D 田中/加山3-0中橋/星

地元で見事に3連覇を達成!!

集合写真
両手を上げる選手たち
試合の様子

1番の曽根対中橋は、セットカウント0-2から大逆転で曽根が勝利し、チームに勢いをつける。2人は全日本ジュニアで対戦しその時は中橋が勝利していた。若干意識していたのか硬さが見える曽根。ベンチでは今枝監督が気持ちを落ち着かせるように「こうやって攻めていこう」と作戦を徹底させた。後半は本来の力を発揮し辛くも勝利した。

相手のボールを返す様子
試合の様子

2番はエース田中と小松の対戦。田中は得意の台上チキータからバックハンドドライブで相手を翻弄。小松も何とか粘りをみせたががその上をいく田中。終始相手を寄せ付けず優勝へ王手をかける。

相手のボールを返す様子
ラケットを振る選手の様子

ダブルスは、昨日優勝したばかりの田中/加山ペアが中橋/星ペアと対戦。田中/加山は自信に満ち溢れたキレのあるプレーを発揮。台上で先手を取るとラリー戦でもカウンターを狙うなど実力をいかんなく発揮。優勝を決めた瞬間、ガッツポーズで喜びを表した。

相手のボールをラケットで待ち構える様子
ダブルスの試合で相手のボールを返す様子

優勝した愛工大名電の今枝監督は「昨年とは違って絶対的な力差があまりない中で、1番の曽根が逆転して勝ったのが大きかったです。私自身は余裕はなかったですが、エースの田中とダブルスが実力通りのプレーをしてくれて良く自分自身をコントロールしてくれたなと思います。個人戦でもたくさん入賞していて選手たちが本当によく頑張っていてると感じます。」とコメント。

惜しくも破れた鶴岡東(山形)

杉野森監督は「インターハイはいろんな魔物がいると感じました。鶴岡東にとってはミラクルというか良い神様が降りてきて運も味方をしてくれて決勝まで進めました。選手たちの日本一になりたいという気迫が試合で感じられて一生懸命頑張ったことに対してありがとうと選手たちに伝えました。」と選手たちを称えた。

コーチの話を聞く選手たち

女子団体

決勝

四天王寺(大阪)3-0遊学館(石川)
1 宮﨑3-0津隈
2 塩見3-2出雲
D 宮﨑/高橋3-2出雲/相馬

接戦を制して大会6連覇!!

集合写真
試合中の様子

遊学館は、1番に津隈を置く勝負のオーダーで挑む。それに対する宮﨑は、津隈の大きく左右に揺さぶる両ハンドに苦戦。リードを奪われる我慢の展開だったが、厳しいコースにも対応し1ゲーム目を先取。2ゲーム目は5-10とリードされながらも怒涛の7連続ポイントで逆転で勝利。接戦をモノにし四天王寺が先取する。

相手のボールを返す様子
ラケットを振る選手

2番はエース塩見と出雲の対戦。一進一退の攻防が続く中、出雲は変化バックをうまく使いながら塩見のバックを厳しく攻める。それに対して塩見も変化に対応し回転をかけた球で相手のミスを誘う。デュースまでもつれた最終ゲームは塩見が逆転で勝利を収め、6連覇へ王手。

ラケットで相手のボールを待つ様子
ラケットを振る選手

3番ダブルスは、セットカウント0-2とあとがない出雲/相馬ペア。何とか2ゲームを取り返すが、2人の変化にうまく対応した宮﨑/高橋ペアに軍配。

ラケットを振るダブルスの選手
ダブルスでボールを返す選手

村田監督「今大会は正直優勝できる自信はあまりなかったので、優勝できて信じられない気持ちです。遊学館のオーダーには少し驚いたが、宮﨑と塩見が競った場面でよく勝ってくれたと思います。ダブルスも想定して対策をしてきたので、練習の成果を出せて良かった。みんなで勝ち取った優勝だと思います」とコメント。

準優勝に終わった遊学館(石川)

試合を振り返った安達監督は「監督である私の責任、その一言です。今回は優勝を狙って事前合宿を行うなど準備をしてきました。対策もしてきたが相手が対応してきたところでこちらの戦術転換が上手くできなかった。今後は課題を克服し、国体と全国選抜、来年のインターハイとあるので優勝したい」と前向きなコメントを残した。

選手たちを待ち構えるチームたち