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【2023年全日本卓球選手権】男女ダブルスでベスト4が出揃う。長崎美柚/木原美悠は元世界3位の佐藤瞳/橋本帆乃香に惜敗

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大会5日目の1月27日は男女ダブルスが準々決勝まで進行し、ともにベスト4のペアが決定した。記録は下記のとおり。

男子ダブルス準々決勝

  1. 及川瑞基/松島輝空(木下グループ/木下アカデミー) 2、3、-12、9 小林広夢/伊藤礼博(日本大)
  2. 三部航平/龍崎東寅(シチズン時計/三井住友海上) 7、6、9 宮川昌大/山本歩(明治大)
  3. 大島祐哉/田添健汰(木下グループ) 4、-7、8、11 松平健太/神巧也(ファースト)
  4. 張本智和/森薗政崇(IMG/BOBSON) 8、7、10 横谷晟/谷垣佑真(愛知工業大)

女子ダブルス準々決勝

  1. 伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命) 4、10、6 小畑美月/菅澤柚花里(デンソー)
  2. 佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス) 9、12、-10、5 長﨑美柚/木原美悠(木下グループ/JOCエリートアカデミー/星槎)
  3. 芝田沙季/大藤沙月(ミキハウス/四天王寺高) 7、-10、3、9 森田彩音/野村萌(デンソー)
  4. 成本綾海/井絢乃(中国電力) 6、6、-9、7 田中千秋/上田真実(豊田自動織機)

男子ダブルスは、前回優勝の宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)が5回戦で及川瑞基/松島輝空に敗れた。及川/松島はその勢いに乗り、日本大ペアを破ってベスト4進出。ともに男子ダブルスで優勝経験を持つ張本智和/森薗政崇もベスト4進出を決めている。

女子ダブルス準々決勝は、2019年世界選手権3位の佐藤瞳/橋本帆乃香と、2019年ITTFワールドツアー・グランドファイナル優勝の長﨑美柚/木原美悠の対戦が最大の注目カードとなった。右の木原、左の長崎が両サイドから威力あるフォアドライブと打ち込んだ長崎/木原だが、佐藤/橋本はカットだけでは不利になると果敢な攻撃も織り交ぜ、ジュースにもつれた2ゲーム目を奪取して試合を優位に進めた。

木原は試合を振り返り、「本当に今回こそはふたりで優勝を狙っていた」と語った。「佐藤さんと橋本さんのペアに負けてしまったのは、思い切りが足りなかった。少し消極的になって、強くいけるボールでも中途半端に打ってしまったのが敗因です」(木原)。ここから気持ちを切り替えて、残るシングルスで頂点を目指す。

休憩中の佐藤瞳/橋本帆乃香選手の様子
攻撃力が持ち味の長﨑/木原ペアだが、木原は「思い切りが足りなかった」と試合への反省を口にした
ダブルスの試合でプレイする、佐藤瞳/橋本帆乃香選手
広い守備範囲と果敢な攻撃でベスト4入りを決めたカットペア、佐藤瞳/橋本帆乃香