【2023年全日本卓球選手権】木原美悠、女子シングルスで3大会連続の準決勝進出「表彰台に立てて本当にうれしい」
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女子シングルス準々決勝
- 横井咲桜(四天王寺高) ー2、6、6、ー9、9、6 出雲美空(サンリツ)
- 木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 6、7、8、7 鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋)
- 早田ひな(日本生命) 1、9、8、11 平野美宇(木下グループ)
- 石川佳純(全農) ー11、8、9、9、6 佐藤瞳(ミキハウス)
女子シングルス準々決勝が終了、最終日を戦うセミファイナリスト4名が決定!
鈴木李茄にストレート勝ちを収め、18歳という年齢ながら3大会連続の準決勝進出を決めたのは木原美悠。前陣をキープして両ハンドでカウンターを狙う左腕の鈴木に対し、バック表ソフトの強打とブロックが冴えた。左腕の選手との対戦でひとつのポイントになるフォア前のレシーブも、得意のフォアフリックで攻撃的にレシーブ。コートを大きく使うコース取りで、最後まで主導権を握り続けた。
試合後のリモート会見では「大事な大事な表彰台のかかった試合。1本目から自分のプレーを出すことを常に意識して、4−0で勝つことができた。表彰台に立てて本当にうれしいです」と笑顔を見せた木原。今日からメインアリーナに3台での進行になり、多くの観客の視線が注がれる中でも、終始安定してプレーできるメンタルの強さは天性のものだろう。
「前回は(発熱で)準決勝の舞台に立てなかったので、明日はまず出場できるよう自分の健康を守りたい。いざ準決勝の舞台に立ったら、今までよりもっと上の成績を目指します。まず明日1回勝って決勝に行って、優勝につなげたい」(木原)
木原と準決勝で対戦するのは、左腕・出雲の変化とカウンターを強烈な両ハンドドライブで打ち抜いた横井咲桜。準決勝のもうひと試合は、早田ひなと石川佳純の左腕対決となった。
早田は台から下がっても回転量の多いフォアドライブで平野のミスを誘い、昨年のトップ32船橋大会で敗れていた平野にストレートで快勝。石川は1ゲーム目を落としながらも、佐藤の安定したカットに対して攻めの姿勢を貫いた。4ゲーム目には9ー5から6点連取で逆転して試合を優位に進めた。