【2023年全日本卓球選手権】男女ダブルス準決勝の結果。伊藤／早田は新記録の5連覇に王手

男女シングルス準々決勝に続き、男女ダブルスの準決勝・決勝が行われる大会6日目。まず女子ダブルス準決勝、次いで男子ダブルス準決勝が行われた。

女子ダブルス準決勝を勝ち上がったのは、伊藤美誠／早田ひなペアと成本綾海／井絢乃ペア。女子ダブルスで前人未到の5連覇の大記録に挑む伊藤／早田は、カットペアの佐藤／橋本に3ｰ1で勝利。互いの攻撃の球質を熟知しているため、対カットの連続攻撃に非常にミスが少なく、佐藤／橋本に反撃のきっかけを与えなかった。成本／井は、過去2回の準優勝の実績がある芝田／大藤にゲームカウント0ｰ2から逆転勝ちした。

男子ダブルス決勝の対戦カードは、及川瑞基／松島輝空と張本智和／森薗政崇。激戦になったのは張本／森薗と大島／田添の一戦だ。大島／田添は男子ダブルスでまだ優勝経験のないダブルスの名手、田添が好プレーを連発。最終ゲームは大島／田添が2回のマッチポイントを奪うも、張本／森薗の13ｰ12の2回目のマッチポイントで、森薗が倒れ込みながらフォアストレートに打ったカウンターがわずかにコートをかすめ、ゲームセット。劇的な幕切れとなった。