【2023年全日本卓球選手権】男子シングルスも8強決定。ステップアップの曽根翔、初のベスト8

大会5日目の最終試合は男女シングルス6回戦。ベスト8を決定する男子シングルス6回戦の結果は上記のとおり。
過去2大会でベスト16に入っている曽根翔は、ベテラン・吉田雅己を破って初のベスト8進出。今大会好調の吉田、得意のフットワークを生かした回転量の多いフォアドライブ連打、中陣でのしのぎと粘りで食い下がったが、曽根は競った場面でもためらうことなく両ハンドを振り抜いた。

勝利を決め、ベンチに入ったT.T彩たまの岸川聖也監督と万感のこもった握手を交わした曽根。明日の準々決勝の対戦相手は、2019年度大会のチャンピオンである左腕・宇田幸矢。強打者同士の迫力ある打撃戦が展開されるだろう。

前回優勝の戸上隼輔は、抜群のフットワークで動き回る濱田に苦戦しながらも4ｰ2で勝利。世界選手権団体戦の代表対決となった張本智和と横谷晟の一戦は、ストレートで張本が制した。このラウンドで随一の激しいラリー戦となった篠塚大登と吉村真晴の「名電OB対決」は、ラリー戦での集中力高く、最後の一本を相手コートにねじ込んだ篠塚が僅差で勝利した。