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【2023年全日本卓球選手権】木原美悠が2回目の決勝進出、決勝で早田ひなと激突!

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女子シングルス準決勝

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 4、8、-5、10、5 横井咲桜(四天王寺高)
早田ひな(日本生命) 7、4、5、9 石川佳純(全農)

女子シングルス準決勝、木原美悠が中学2年時の2018年大会以来、2回目の決勝進出! 決勝の対戦相手は早田ひな!

準決勝の大舞台で、1ゲーム目のラブオールでバックフリックからのバック強打を決め、大きな声を出した木原。バック強打で次々に横井のフォアを打ち抜いていく。木原のスピードを警戒し、やや台から距離を取って横井が強打を打ち込むと、一度ブロックでラリーの質を落としてから再び強打。冷静かつ頭脳的なプレーを交えながら、2ゲーム目も10ー8から鮮やかな回り込み強打で11ー8と連取する。

3ゲーム目は横井が奪ったが、4ゲーム目は木原が10ー8でゲームポイントを握り、11ー10の3回目のゲームポイントで、横井の回り込み強打がミス。ゲームカウント3ー1とした5ゲーム目は木原が3ー1、6ー2、7ー5とリードを広げ、最後も得意のバックハンドを決めて11ー5で勝利を決めた。

決勝進出を決め、満面の笑顔を見せた木原。18歳対決に敗れた横井は「最後までやる技術や戦術に迷いが出てしまった。もう少し何かできたのではないかなという試合でした。試合前は、我慢して相手のミスを誘う戦術を考えていたけど、相手もそれに対応してきた」と語った。

相手のボールを打ち返す木原選手
木原美悠、横井咲桜との18歳対決を制して2回目の決勝進出
試合の様子
木原のバック強打が横井のバックドライブを上回った

準決勝のもうひと試合は、同じ左腕の石川佳純に対し、攻撃力にまさるバック対バックで優位に立ち、先にフォアへ大きく動かして得点を重ねた早田ひなが快勝。石川は試合後、「ちょっと作戦変更が遅すぎた。フォアに振られているので、私ももっとフォアに振っていって、自分の得意なフォアハンドで勝負しないといけなかった」と語ったが、30歳を目前にしてのベスト4入りで改めて存在感を示した。

相手のボールを打ち返す早田選手
早田ひなは石川佳純との左腕対決をストレートで制す
ガッツポーズをする石川選手
石川佳純はベスト4。そのプレーには会場から大きな拍手が送られた