本文へ

【2023年全日本卓球選手権】女子シングルス準優勝の木原美悠「うれしい半分、ちょっと悔しい半分という気持ちです」

更新日

女子シングルス決勝後、リモート会見に臨んだ準優勝の木原美悠。「正直うれしい半分、ちょっと悔しい半分という気持ちです」と試合を振り返った。

「試合の前半は自分のサービスからの展開だったり、レシーブからの展開はすごく自分が有利だったというか、チャンスを作ることができた。ラリーの中でも最後まで一本多く粘ったりできたので、最初の2ゲームは良い展開だったんじゃないかと思います。でも後半は早田選手がしっかり対応してきた。大きな舞台の大事な場面で、早田選手は相手よりもミスを少なくして、サービスも工夫してきて、そこにしっかり対応できなかった自分がいた。これからは自分の強みであるサービスからの3球目のパターンだったり、レシーブの多彩さだったり、フォアハンドの強化もすごくしないといけないと感じました。

今回は3種目出場させていただいて、シングルスだけ表彰台に立てた。少し悔しい部分もあるんですけど、やっぱりこのシングルスが一番今後につながるし、すごく大事だと思う。今回2位になれて本当に良かったなと思います。今後はパリ五輪の選考会だったり、全日本の後のTリーグもあるので、そこでもっと多く選考ポイントを稼げるよう、向上させられるところは向上させていって、もっともっと強くなりたい。やっぱり2024年のパリ五輪に出場してメダルを獲りたい」(木原)

2回目の決勝での挑戦は惜しくも成就しなかったが、中学2年だった2018年大会決勝と比べれば、そのプレーは大きくスケールアップしている。昨年12月に世界ユース(U-19)女王となり、パリ五輪代表選考ポイントのランキングでは2位に躍り出た木原。パリへの道を一心に突き進む。

表彰台に立つ選手たちの様子
女子シングルス表彰。左から準優勝の木原美悠、優勝の早田ひな、3位の石川佳純と横井咲桜