東京オリンピック 男女日本代表候補選手が発表！ 3人目は水谷隼(木下グループ)と平野美宇(日本生命)
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1月6日(月)、日本卓球協会により東京オリンピック日本代表候補発表会見が行われた。各テレビ局をはじめ、多くのメディアが注目する中、倉嶋洋介男子監督、馬場美香女子監督より代表選手が発表された。
男子シングルス
張本智和
丹羽孝希
男子団体
張本智和
丹羽孝希
水谷隼
女子シングルス
伊藤美誠
石川選手
女子団体
伊藤美誠
石川選手
平野美宇
混合ダブルス
水谷隼/伊藤美誠
男子は張本智和(木下グループ) WR 5位と丹羽孝希(スヴェンソン) WR 15位、女子は伊藤美誠(スターツ) WR 3位と石川佳純(全農) WR 9位が2020年1月発表の世界ランキングで日本人上位2名となりシングルスの代表に選出。
3人目の選手には、男子は水谷隼(木下グループ) WR16位、女子は平野美宇(日本生命) WR11位が選ばれた。
3人目の選手選考についての男女両監督の選考理由については、
- 倉嶋洋介男子監督
- 「(水谷隼の選考理由について)全日本選手権ダブルスにおいて7度の優勝、世界選手権でも2度のメダルを獲得しているダブルスの名手であります。右利きとのペアはもちろん、たとえ左利きとのペアであろうとオリンピックで戦える戦力になるということが一つです。団体戦のシングルスにおいても、前回リオオリンピックシングルス銅メダルの実績を持ち、近年の世界選手権団体戦でも日本のエースとして幾度となくメダル獲得に貢献しており、団体戦に強さを発揮できる選手であるということ、ワールドランキングにおいても日本人3位であります。リオオリンピック後、男子チームは東京オリンピックを見据え、チームワールドランキング2位以内を目標にしてきました。今年1月発表のチームワールドランキングでは3位になりますが、日本人上位3選手であれば目標達成が期待できるということ、そして長年日本のエースとして世界と戦ってきた選手であります。数多くの厳しい戦いを乗り越えてきました。チームの精神的支柱としてこれまでの経験を最大限に活かし、チームに貢献してもらいたいと思っております」
- 馬場美香女子監督
- 「(平野美宇の選考理由について)昨年出場した国際大会のダブルスにおいて石川選手と組み、アジア選手権で銅メダル、ワールドツアーで準優勝、3位など好成績を残しており、ダブルスで団体戦に貢献できると判断しました。また、2017年アジア選手権シングルスにおいて、中国3選手を破り金メダル、2017年世界選手権においては銅メダルを獲得しています。昨年の世界選手権ブダペスト大会においてシングルスベスト8、2020年1月世界ランキング11位と日本選手上位3番目の成績を残しており、団体戦でのシングルスでも活躍ができると考えます。また、平野が団体戦のメンバーに入ることで対戦国によってオーダーを変えやすくなると考えています」
また、当初ペア発表がエントリー締切の予定であった混合ダブルスのペアリングについてもサプライズ発表。このタイミングで発表する理由として、倉嶋洋介男子監督は「このタイミングで全てのエントリーを決めて、チームJAPAN、『ONE TEAM』として東京オリンピックに向けてベクトルを合わせるということ。ペアのコンビネーション、戦術面、メンタル面をできるだけ時間をかけてブラッシュアップさせるということ。選ばれた男女3名ずつの代表の中からペアを決定するにあたり、実力、実績、ランキングからこのペアで今後も考えは変わらないと判断を致しました」と語り、国際大会でも抜群の安定感を見せる水谷隼/伊藤美誠ペアが選出された。
- 倉嶋洋介男子監督
- 「(選考理由について)ワールドツアーグランドファイナル準優勝をはじめ、各ワールドツアーで安定した実績を残したということ、中国の世界チャンピオンペアに対しても僅差の戦いをし、想定する強豪国のライバルペアに対しても実績を積んだということ。伊藤の変幻自在のプレーと水谷の安定性がペアとしてマッチし、高い安定感と爆発力を生み出し、日本人ペアとして実力、実績、ランキングからも最もメダルに近いペアであると考えました」
勝負の年となる2020年を迎え、東京オリンピック開催まで残り200日を切る。長くて熾烈な代表選考レースが終了し、ついに日本代表選手も発表された。
しかし休息も束の間、今月行われる全日本選手権を皮切りにワールドツアーの連戦が続く。ここからはオリンピックのシード争いをかけた強豪国のライバルたちとの激しい戦いが待っているが、日本チーム一丸となり、本番の東京オリンピックまで走り抜けて欲しい。
