谷垣佑真(愛工大名電)が3冠の偉業を達成
- 更新日
インターハイ男子シングルス決勝は谷垣佑真が後輩の吉山僚一(ともに愛工大名電)を逆転で下し、2017年大会の木造勇人(愛工大名電)以来の3冠王を達成した。
男子シングルス決勝
谷垣(愛工大名電) -9、12、8、2 吉山僚一(愛工大名電)
第1ゲームは、団体戦でも好調の吉山が台上とラリー戦を優位に進めて11-8で取った。第2ゲームも終盤で競り合いながらも吉山がリードを保ち、先にゲームポイントを奪ったが、谷垣が強気のプレーで逆転。第3ゲームになると攻勢が変わり、谷垣がペースをつかむ。
「ストップから下回転の展開ではなく、チキータから攻めていくプレーがうまくできた」と振り返るように、谷垣はチキータから得意のパワードライブを打ち続け、第3、4ゲームを取って優勝。「最後のインターハイで目標にしていた」という3冠王を手にした。
「三冠王になるためには心技体が揃っていないといけないと感じさせられたので、自分の最後のインターハイで三冠王になりたいと練習を休むことなくやってきました。それが今大会につながったと思います。
三冠王はあまりいないので、その中で自分がなったという実感は今もないんですが、良かったです」(優勝後の谷垣)
大会随一の威力と得点力を誇る両ハンドドライブを武器に、最後まで迷うことなくフルスイングを続けた谷垣。「(インターハイ2冠の)今枝監督を超えられてうれしいです」とはにかんだ。