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開幕前夜のヒューストン、ピンポン外交50周年の記念イベント続々

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ユニフォームを見せる選手たち

いよいよ11月23日に開幕する世界卓球選手権(個人戦)ヒューストン大会。現地・ヒューストンは朝晩は10度近くまで下がるものの、日中は22度くらいまで気温が上がり、過ごしやすい気候。会場のジョージ R.ブラウン コンベンションセンター近くの公園『ディスカバー・グリーン』にはスケートリンクが設けられ、夜の9時を過ぎてもたくさんの子どもたちがスケートを楽しんでいた。

ジョージ R.ブラウン コンベンションセンター
今大会の会場となるジョージ R.ブラウン コンベンションセンター。巨大な展示場だ

今大会は1971年世界選手権名古屋大会で展開された、アメリカと中国の国交回復につながった「ピンポン外交」から50周年。昨日、林高遠/王曼ユ(日+立)(中国)とジャー/リリー・チャン(アメリカ)の2ペアがペアリングを組み換え、林高遠/リリー・チャンとジャー/王曼昱という国際ペアで大会に臨むことが発表された。大会間際の「ウルトラC」のようなエントリー変更だが、北京冬季五輪を前に緊張を増す米中関係の関係改善に繋がるか。

開幕前日の会場で、中国とアメリカ両チームによる記念品の交換や、米中の混合ダブルスペアによる練習などが公開。今大会、中国メディアはアメリカへの渡航が難しく、ほとんど会場に姿を見せていないのだが、アメリカの中国系メディアが多数来場し、中国卓球協会の劉国梁会長らを取り囲んでいた。

サインしたウェアを交換する様子

お互いのチームの選手たちがサインしたウェアを交換する、中国卓球協会の劉国梁会長(左から3人目)とアメリカ卓球協会のヴァージニア・スン会長(右から3人目)

会場で練習する様子
会場で練習する林高遠/リリー・チャン(左)と、ジャー/王曼ユ

日本チームの戦いは、いよいよ明日1回戦からスタートする。大会初日の男女シングルス1回戦および混合ダブルス1回戦のタイムテーブルは下記のとおり。男子の張本、女子の石川・伊藤・早田は明日のシングルス2回戦から出場する。男子では2大会連続ベスト8の丹羽が、メダル獲得を目指してエチェキ(ハンガリー)と対戦。木下グループ総監督を務めた邱建新コーチの次男、ドイツのチウ・ダン(右ペンドライブ型)と宇田の対戦も注目カードだ。 ※時間は日本時間(現地時間)

男子シングルス1回戦

24日 2:40(現地時間23日11:40) 宇田幸矢 vs. チウ・ダン(ドイツ)
24日 4:00(現地時間23日13:00) 戸上隼輔 vs. ポランスキー(チェコ)
24日 9;40(現地実感23日18:40) 森薗政崇 vs. コズル(スロベニア)
24日 11:00(現地時間23日20:00) 丹羽孝希 vs. エチェキ(ハンガリー)
・張本智和は2回戦でコジッチ(クロアチア)vs.ディヤス(ポーランド)の勝者と対戦

女子シングルス1回戦

24日 2:00(現地時間23日11:00)  芝田沙季 vs. パトカル(インド)
24日 11:40(現地時間23日20:40) 平野美宇 vs. タイラコワ(ロシア)
・石川佳純は2回戦でシルバ(メキシコ)vs.ピッコリン(イタリア)の勝者と対戦
・伊藤美誠は2回戦でアカシェバ(カザフスタン)vs.リオス(プエルトリコ)の勝者と対戦
・早田ひなは2回戦でアブデル-アジズ(メキシコ)vs.Ah.ムケルジ(インド)の勝者と対戦

混合ダブルス1回戦

24日 5 :40(現地時間23日14:40) 宇田幸矢/芝田沙季 vs. ワン・ユージン/チャン・モー(カナダ)
・張本智和/早田ひなは、宇田/芝田vs.ワン・ユージン/チャン・モーの勝者と対戦