丹羽、危なげない試合運びで世界選手権1回戦を突破
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アメリカ・ヒューストンで本日よりスタートした世界選手権個人戦。大会初日の今日は男女シングルス1回戦と混合ダブルスの1回戦が行われ、日本選手も続々と登場。東京五輪で銅メダルを獲得した丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)は危なげない試合運びでシングルス2回戦へと駒を進めた。
男子シングルス1回戦
丹羽孝希 7、9、7、4 エチェキ(ハンガリー)
戸上隼輔 4、7、-11、8、7 ポランスキー(チェコ)
森薗政崇 13、1、4、11 コズル(スロベニア)
チウ・ダン(ドイツ) 6、9、1、-5、9 宇田幸矢
本日の日本男子の中で最後の登場となった丹羽は欧州の中堅・エチェキと対戦。相手に待ちを絞らせずに第1ゲームを丹羽が奪うと、2ゲーム目は終盤までリードを許したが逆転でゲームを連取。3、4ゲーム目もサービスが随所で効くなど連続得点でエチェキを突き放してストレートで勝利を収めた。
今大会、男子日本代表では最年長となった丹羽。初対戦のエチェキは「やりやすい相手ではなかった」と語ったが、そこは積み重ねてきた経験が大きかったか、要所をきっちりと抑えて初戦を突破した。世界選手権シングルスでは2017年、2019年と2大会続けてベスト8に進出するも、メダルには手が届いていない。試合後には「2大会連続ベスト8なので、メダル目指して頑張りたい」とコメントを残した。
「試合前はあまり緊張感はなかったけど、やはり会場でのプレーは緊張感がありますね。オリンピックに次ぐ大きな大会だなと思いました。今はまだオリンピックのことは全然考えていないですね。まずは世界選手権を目指して頑張ろうという感じです。
(世界選手権はアメリカで初開催となるが)観客の盛り上がりはヨーロッパのほうがすごいと思う。アメリカは初めての世界選手権で、雰囲気の違いは感じます。ラウンドが上がるともっと盛り上がると思うので、勝ち上がって別会場の1台だけのメインアリーナでやれるように頑張りたいです」(丹羽)
丹羽の他、男子シングルスには森薗、戸上、宇田が登場。今回が2回目のシングルス出場となる森薗は1ゲーム目を苦しみながらジュースで奪うと、以降は余裕のある試合運びで2回戦へ。世界選手権初出場の戸上と宇田は明暗分かれる結果に。持ち味の積極性と鋭い攻めが光り、戸上が1回戦突破を決める中、肩を傷めているという宇田はチウ・ダンを相手になかなか自分のペースに持ち込めず、初戦敗退となった。宇田はシングルスでは敗れたものの、戸上との男子ダブルス、芝田沙季との混合ダブルスでの奮起に期待したい。
他の日本選手試合結果
女子シングルス1回戦
芝田沙季 7、4、3、8 パトカル(インド)
平野美宇 8、6、6、9 タイラコワ(ロシア)
混合ダブルス1回戦
宇田幸矢/芝田沙季 9、-9、6、-10、10 ユージン・ワン/チャン・モー(カナダ)