【世界卓球(卓球世界選手権)2019】馬龍、伝説の球人・荘則棟以来の男子シングルス3連覇。
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男子シングルス決勝
- 馬龍(中国) 5、7、−7、9、5 ファルク(スウェーデン)
男子シングルスは馬龍が3連覇を達成!
1ゲーム目からファルクのサービスを見極め、短いサービスはピタリとストップ、ロングサービスは回り込んで確実に狙い打つ馬龍。ファルクもバックサービスを使って展開の打破を試みるが、馬龍のフォア前は決して崩れず、馬龍が2ゲームを連取する。
3ゲーム目、ファルクは台上の展開では勝負できないと、ロングサービスとレシーブでの長いツッツキから思い切ってカウンターを狙う。フォアの強烈なスマッシュが次々に決まり、11−7でファルクが1ゲームを取り返す。
4ゲーム目も5−2から9−7までファルクがリードを保つが、9−8となってファルクがタイムアウト。しかし、馬龍はストップからパワードライブを決めて3点を連取し、11−9と逆転してゲームカウント3−1と勝利に王手をかける。5ゲーム目も4ー4から、馬龍がバックのナックル性のクセ球、ストップ対ストップからミスを誘うなど、リードを広げて10ー5でマッチポイント。最後もフォアクロスへのループドライブでカウンターのミスを誘う、渋い締めくくりで勝利を決めた。
男子シングルス3連覇は1961・63・65年大会優勝の荘則棟以来。馬龍は中国の国民的英雄と言われた、伝説の球人に肩を並べた。上写真は馬龍の勝利の瞬間、下写真は馬龍(上)とファルク(下)。
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