【世界卓球(卓球世界選手権)2019】女子複準決勝、日本勢対決は早田/伊藤が勝利。最終日の決勝へ
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女子ダブルス準決勝
- 早田ひな/伊藤美誠 9、−10、−14、5、5、7 橋本帆乃香/佐藤瞳
- 孫穎莎/王曼昱(中国) 3、9、−9、−6、6、−9、5 陳夢/朱雨玲(中国)
女子ダブルス準決勝の第1試合、日本勢同士の対戦は早田/伊藤が決勝進出!
3ゲーム目までは、早田/伊藤ともに対カットのドライブを打ち続け、長いラリーの末に伊藤にスマッシュのミスが多く出る展開。2ゲーム目は7−10、3ゲーム目は6−10から追いつきながら、2ゲームを連取されたが、ここからチェンジペース。伊藤が早いタイミングでの表ソフトのストップや、ループドライブの変化でアクセントをつけ、早田がすかさずパワードライブで攻める。「4ゲーム目から相手はリズムを変えてきた。ピッチの早さを変えてきた時にミスが出てしまった」と試合後の橋本。6ゲーム目も5−5から早田/伊藤が5点連取であっという間にマッチポイントを握り、11−7で勝利を収めた。
試合の序盤は同士討ちということもあり、観客も静かに見守っていたが、試合が進むにつれて次第にヒートアップ。観る者を惹きつける一戦だった。早田/伊藤は明日の女子ダブルス決勝で、孫穎莎/王曼昱と対戦する。伊藤にとっては女子シングルス3回戦のリベンジマッチだ。上写真は早田/伊藤、下写真は橋本/佐藤。
早田/伊藤の試合後のコメント
「取られてしまったゲームはラリーが続いた後に打ってしまって心の余裕がなかったので、4ゲーム目に入る時に足を動かして、落ち着いていけば大丈夫と話をして、そこからは自分たちの試合ができた」(早田)
「最初、いつもだったら入るボールが入らなくて、3ゲーム目を取られてからは落ち着いてできた。そこからは我慢強いプレーができた。明日は最後の試合でもあるので自分たちの力を出し切って、笑顔で終わりたい。何年ぶりとかあまり感じていないし、知らないこと。目の前の試合に集中してやっていきたい」(伊藤)
橋本/佐藤の試合後のコメント
「勝てるチャンスはあったのでとても悔しい。相手がどうくるかという、いくつかのパターンを頭に入れてやった。思ったよりは相手のミスが多かったけど、負けているところから戦術を変えてきたり、引き出しが多くて、あっという間に流れを持って行かれた」(佐藤)
「今までやってきた中で一番惜しい試合ができたし、勝つチャンスはあったのに、勝ちきる実力がなかったことが悔しい。自分たちが挑戦者でなければいけないのに、相手のほうが挑戦者のようだった」(橋本)