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2020 ITTFファイナルズ 女子、陳夢が大会史上初の4連覇達成

更新日

2020年11月19~22日から中国・鄭州にて「2020 ITTFファイナルズ」が開催された。
決勝は先日の女子ワールドカップ優勝の陳夢(中国)対 世界ランク5位の王曼昱(中国)。
序盤から王が中陣から威力のある両ハンドドライブで猛攻するも、陳がラリーの主導権を握り、4-1で勝利。
陳は2017年から4年連続の優勝、大会史上初の4連覇を達成し、新たな歴史を作った。

日本は石川佳純、伊藤美誠、佐藤瞳、加藤美優の4選手が出場。
石川は1回戦、先日の女子ワールドカップ初戦で対戦した韓国の徐孝元と再戦。
徐が変化のあるカットで石川のミスを誘い、要所をフォアハンドで決めリベンジを果たした。
2-4で敗れた石川は初戦敗退で大会を終えた。

佐藤は1回戦、中国の王曼昱と対戦。
粘り強いカットで王のミスを誘うも、王のパワードライブを前に0-4のストレートで初戦敗退となった。

加藤は1回戦、世界ランク1位、中国の陳夢と対戦。
得意とするしゃがみ込みサービスからの展開で陳のペースを崩し2ゲームを奪うも、安定したプレーで加藤の攻撃をかわす陳を前に2-4で敗れ、加藤は初戦敗退となった。

伊藤は1回戦、中国香港の杜凱琹と対戦。
杜の中陣からの威力あるドライブに対し、鋭いカウンターを連発し、香港のエースを寄せ付けず4-1勝利。
続く準々決勝は中国の王藝迪。
通算戦績では王に対し1勝3敗と負け越している伊藤だが、試合はフルセットにもつれる接戦に。
サービスエースやチキータからの展開で流れをつかんだ伊藤が4-3で勝利し、準決勝へ。
準決勝はここまで勢いに乗っている中国の王曼昱。
序盤から威力のある王の両ハンドドライブがさく裂。終始、王の猛攻を止めることが出来ず、0-4のストレートで準決勝敗退となるも、日本勢唯一のベスト4で大会を終えた。

出場選手

  1. 陳夢(中国)
  2. 伊藤美誠(日本)
  3. 孫穎莎(中国)
  4. 王曼昱(中国)
  5. 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
  6. 馮天薇(シンガポール)
  7. 石川佳純(日本)
  8. 加藤美優(日本)
  9. ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)
  10. 杜凱琹(中国香港)
  11. 田志希(韓国)
  12. 佐藤瞳(日本)
  13. アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
  14. ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)
  15. 徐孝元(韓国)
  16. 王藝迪(中国)

決勝トーナメント1回戦

ドロー 結果
陳夢 vs 加藤美優 4-2
(6,11,-7,6,-8,4)
ペトリッサ・ゾルヤ vs 馮天薇 4-2
(8,-8,-9,5,7,9)
石川佳純 vs 徐孝元 1-4
(-8,3,-9,-5,-5))
田志希 vs 孫穎莎 0-4
(10,8,7,4)
王曼昱 vs 佐藤瞳 4-0
(6,14,5,9)
アドリアーナ・ディアス vs 鄭怡静 1-4
(9,-4,-10,-5,-11)
王藝迪 vs ソフィア・ポルカノバ 4-0
(3,12,7,7)
杜凱琹 vs 伊藤美誠 1-4
(-11,6,-6,-5,-6)

準々決勝

ドロー 結果
陳夢 vs ペトリッサ・ゾルヤ 4-2
(-9,-10,5,5,8,6)
徐孝元 vs 孫穎莎 2-4
(10,-6,8,-3,-11,-5)
王曼昱 vs 鄭怡静 4-1
(7,7,-9,6,6)
王藝迪 vs 伊藤美誠 3-4
(6,-8,11,-4,-7,7,-5)

準決勝

ドロー 結果
陳夢 vs 孫穎莎 4-0
(9,8,8,10)
王曼昱 vs 伊藤美誠 4-0
(3,4,9,6)

決勝

ドロー 結果
陳夢 vs 王曼昱 4-1
(9,-11,12,8,5)

※写真は全てITTFより