2020 ITTF ファイナルズ 男子、馬龍が大会史上初の6度目の優勝を飾る
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2020年11月19~22日から中国・鄭州にて「2020 ITTFファイナルズ」が開催された。
例年は「ITTFグランドファイナル」として年間チャンピオン大会が開催されており、招待選手は世界ランクのほかに、ITTFワールドツアー、同ツアーのプラチナ大会の獲得ポイントの上位16人が対象であった。
だが、今年は新型コロナウィルスのパンデミックにより、ワールドツアーが中断に。そのため世界ランク上位16名の招待選手のみ、例年開催しているダブルスは行わず、シングルスのみの開催とし、大会名称を「2020 ITTFファイナルズ」に変更しての開催となった。
決勝は先日開催された『2020男子ワールドカップ』と同カード、馬龍(中国)対樊振東(中国)。
1ゲームしか与えない隙のなさで、樊振東を制し、馬龍が大会史上初の6度目の優勝を飾った。
また、中国が圧倒的な強さで上位を独占する中、韓国の張禹珍が林高遠(中国)を破り、中国人選手以外で唯一ベスト4に食い込んだ。
日本は丹羽孝希、張本智和が出場。
丹羽は1回戦、世界ランク5位の林高遠(中国)と対戦。スピーディーなバックハンドの応酬となったが、流れをつかめず、0-4のストレートで敗れ初戦敗退となった。
張本は1回戦、先日の男子ワールドカップ3位決定戦と同カード、韓国の張禹珍と対戦。
ハイスピードなバックハンドで張本が先に3ゲームを取る優位な展開となるも、張が粘りをみせフルセットの接戦に。張が先日のリベンジを果たし4-3で勝利。張本は初戦敗退となった。
出場選手
- 樊振東(中国)
- 許昕(中国)
- 馬龍(中国)
- 張本智和(日本)
- 林高遠(中国)
- ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
- 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
- マティアス・ファルク(スウェーデン)
- ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
- 丹羽孝希(日本)
- 鄭栄植(韓国)
- リアム・ピッチフォード(イングランド)
- パトリック・フランチスカ(ドイツ)
- 張禹珍(韓国)
- ゴジ・シモン(フランス)
- アルナ・クアドリ(ナイジェリア)
決勝トーナメント1回戦
ドロー | 結果 |
---|---|
樊振東 vs 鄭栄植 | 4-0 (6,2,5,7) |
リアム・ピッチフォード vs ウーゴ・カルデラノ | 0-4 (-4,-4,-11,-10) |
林高遠 vs 丹羽孝希 | 4-0 (9,3,4,9) |
張禹珍 vs 張本智和 | 4-3 (-6,-2,7,-7,10,2,5) |
馬龍 vs パトリック・フランチスカ | 4-0 (10,1,6,4) |
ゴジ・シモン vs マティアス・ファルク | 3-4 (-4,-9,5,7,10,-6,-7) |
林昀儒 vs ドミトリ・オフチャロフ | 4-2 (-8,3,-4,9,6,10) |
アルナ・クアドリ vs 許昕 | 0-4 (-10,-8,-6,-5) |
準々決勝
ドロー | 結果 |
---|---|
樊振東 vs ウーゴ・カルデラノ | 4-1 (6,11,7,-9,9) |
林高遠 vs 張禹珍 | 3-4 (-7,10,1,-7,-10,8,-6) |
馬龍 vs マティアス・ファルク | 4-2 (5,-7,-5,6,9,11) |
林昀儒 vs 許昕 | 2-4 (-7,-8,9,7,-2,-3) |
準決勝
ドロー | 結果 |
---|---|
樊振東 vs 張禹珍 | 4-1 (8,4,-13,8,5) |
馬龍 vs 許昕 | 4-1 (-11,9,9,8,7) |
決勝
ドロー | 結果 |
---|---|
樊振東 vs 馬龍 | 1-4 (-11,-7,-10,9,-8) |
※写真は全てITTFより