本文へ

卓球世界ランキングがITTF世界ランキングから新しい『卓球世界ランキング』へ

更新日

2020年12月23日、WTT(ワールドテーブルテニス)は、ITTF(国際卓球連盟)承認の上、2021年に新しい卓球世界ランキング構造として『グランドスマッシュ』の新設と新しい『卓球世界ランキング』の概要を発表した。

新しい卓球世界ランキングは、ITTFイベントの伝統と重要性を継承し、WTTイベントがより卓球界を盛り上げる上で重要な役割を果たすように組み込まれた内容に改変されたとしている。

『グランドスマッシュ』は、ランキングのピラミッドのトップにある3つのイベントとして新設され、『世界選手権』、『オリンピック』、『グランドスマッシュ』それぞれの優勝者に2000ポイントを授与。

毎年最大4回のグランドスマッシュが計画されているため、これらの大会結果は、選手にとって卓球世界ランキングを決定する上で最も重要な大会となる。
また新しい卓球世界ランキングではWTT主催大会、刷新されたITTF主催国際大会、大陸別大会、およびユース大会などが含まれる予定だ。

劉国梁 WTT評議会議長

「グランドスマッシュは、我々WTTが卓球界に提供すると約束したものの礎石となる大会です。新しい卓球世界ランキングは、これらのイベントがエリートアスリートのスポーツの未来となり、今後数十年にわたってファンを楽しませるための基盤となるため、これはWTTとスポーツにとって重要な機会です。」

スティーブ・デイントン WTTディレクター兼ITTF CEO

「看板イベントとしてのグランドスマッシュは、卓球の可能性を解き放ち、スポーツ業界をさらに成長させるのに役立ちます。それは世界中の卓球の全体的な発展に多大な影響を及ぼし、最終的にはプレーヤーやファンだけでなく、会員団体にもすべての関係者に大きな利益をもたらす大会になります。」 とそれぞれコメントしている。

グランドスマッシュは2021年に初めての大会が開催予定で準備を進めており、最初のグランドスマッシュ2大会の開催都市の発表は2021年早々に発表予定であることを明かし、2021年のランキング構成、ポイント配分、最終規則は、2020年12月29日からITTFのウェブサイトで公開する、としている。