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ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯・札幌大会  混合ダブルス決勝 許昕/朱雨玲ペアが優勝

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混合ダブルス決勝 許昕/朱雨玲ペアが優勝

混合ダブルス決勝が行われ、張本智和/早田ひなと許昕/朱雨玲(中国)が対戦した。

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張本智和/早田ひな 0(-10,-6,-5)3 許昕/朱雨玲(中国)

第1ゲーム、「今まで受けたことがないボール」と早田が語るように、序盤は中陣から放たれる許昕の弧線の高いドライブに対応できず、中国ペアがリードを奪う。しかし次第に早田も許昕のドライブに対応し、互角のラリーを繰り広げる。張本の打点の高いバックハンドも決まり9-9に追いつくが、しかしそこから中国ペアの回転量の多いドライブに押され、このゲームを10-12で落とす。

「1ゲーム目を落として相手のプレーが良くなってしまった」と2ゲーム目以降、中国ペアの強打が次々と決まり、無念のストレート負け。

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試合後、張本が「許昕選手のドライブは何度対戦してもすごいと思う。また、朱雨玲選手が全くミスしなくて、焦って自分のミスが多くなってしまった」と語るように、たとえ先に攻めても、朱雨玲が前陣で良いブロックをすることによって、許昕がフォアで攻撃できる時間を与えてしまう。それに加え、許昕はストップ、ツッツキ、フリック、チキータと多彩な台上技術があるため、厳しい攻撃をしたくても、待ちが絞れずミスも増えてしまう。

これまでさまざまなパートナーと世界を制している「世界一のダブルス名手」許昕をどう攻略するのかという課題が見えた。

しかし、張本が「混合ダブルスの練習をほとんどしていない中、決勝までこられたのは良かった」と語るように、準々決勝で李尚洙/田志希(韓国)、準決勝では樊振東/丁寧(中国)を倒す収穫もあった。まだペアを組み始めて間もないこれからの二人の成長に期待したい。