ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯・札幌大会 完璧なカット打ちを見せた平野美宇が佐藤瞳にストレート勝ちで準決勝進出!
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女子シングルス準々決勝が行われ、昨日、リオ五輪金メダリストの丁寧を破った佐藤瞳と平野美宇が対戦した。
第1ゲーム、昨日に引き続き、佐藤の全くミスのないカットが平野のミスを誘い、10-8と佐藤が先にゲームポイントを握る。しかしそこから、平野が積極的なプレーでどんどん強打を打ち込み、逆転で第1ゲームを奪う。
1ゲーム目を逆転で取ったことで力が抜けたのか平野のプレーのギアが上がる。「パワーとタイミングの早さに圧倒されて、何もできなかった」と佐藤が語るように、第2ゲームからは平野が圧倒。多少低いカットでも強打を打ち込み、カットが高く浮いてきたところをスマッシュで打ち抜く。
第2ゲーム以降は、一方的な展開で平野がストレートで勝利した。
試合後、佐藤は「中国人選手とはまた違ったボールの威力。打球点の早さは中国選手よりも平野選手の方が早くて、十分な体勢でカットが出来なかった。以前対戦した時は、拾いきって相手が根負けして勝つことができたが今日はそれが出来なかった」と語った。
完璧なカット打ちを見せ完勝した平野。明日の準決勝では劉詩雯と対戦する。
もうひとつの準決勝は顧玉婷(中国)とのフルゲームの接戦を制した陳夢(中国)、王曼昱(中国)をストレートで下した孫穎莎(中国)が対決する。