本文へ

日本女子、決勝の対戦相手は中国。香港に3ー1

更新日
蘇慧音選手が丁寧選手を下した瞬間
蘇慧音が丁寧を下した瞬間

女子団体準決勝

中国 3ー1 香港

 丁寧 ー6、ー7、ー6 蘇慧音○
○朱雨玲 9、ー9、5、ー7、8 杜凱琹
○劉詩ウェン 9、6、ー9、4 李皓晴
○丁寧 8、ー9、7、8 杜凱琹

女子団体準決勝のもうひと試合、中国対香港は3ー1で中国が勝利。

中国の勝利は十分に予想できたが、香港も大いに健闘した。97年に中国に返還された後も、中国とは別の協会として世界選手権に出場している中国。かつての主力である帖雅娜や姜華君は中国出身だったが、今の若手選手たちはいずれも香港生まれ。中国に対しても闘志を前面に出して戦い、なんとトップ蘇慧音が丁寧にストレート勝ち。左足に故障を抱えているという丁寧だが、ストレートで敗れるというのは予想外だった。

2番朱雨玲が杜凱琹との長い両ハンドのラリー戦を制し、そこから逆転した中国だったが、3番劉詩ウェン、4番丁寧も不安定な試合運びだった。日本戦もこの3人が出場してくる可能性が高いが、丁寧と劉詩ウェンはピーク時に比べると実力は下降線をたどっている。経験重視で世代交代が遅れ気味の中国に対し、日本女子もチャンスは十分ある。

試合をしている朱雨玲選手
朱雨玲