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丹羽、張本、森薗がシングルス2回戦敗退。戸上が唯一の3回戦進出

更新日
相手のボールを返す戸上選手

男子シングルス2回戦

Da.ハベソーン(オーストリア) 8、-9、-5、15、9、4 丹羽孝希
黃鎮廷(香港) 8、7、4、-6、8 森薗政崇
ディヤス(ポーランド) -7、5、-7、6、-6、8、9 張本智和
戸上隼輔 8、13、8、-4、8 ガルドス(オーストリア)

明日の男子シングルス3回戦の対戦カード

戸上隼輔vs.王楚欽(中国)

日本から4選手が出場した男子シングルス2回戦は丹羽孝希、張本智和、森薗政崇と3選手が敗れる悪夢のラウンドとなった。  前々回大会、前回大会と2大会連続でベスト8に進んでいる丹羽は強打者のDa.ハベソーンに逆転負け。2-1とゲームをリードして迎えた4ゲーム目をゲームポイントを握りながら落とすと、「あのゲームを取られて難しい展開になってしまった」とDa.ハベソーンの強打を浴びる展開になり、攻撃のミスも目立つようになって逆転負け。

同時刻に試合をしていた森薗も黃鎮廷を相手に序盤でペースをつかめず、1ゲームを取り返したのみで敗戦。「終盤自分の形になってきたので悪くはなかったけど、3ゲーム目までやることが絞れなかった」とスタートを悔やんだ。

 そして今大会の第2シード、張本も初戦となる2回戦で姿を消した。ヨーロッパの実力派、ディヤスを相手にゲームカウントをリードするも追いつかれる展開が続き、最終ゲームも終盤で逆転を許してゲームセット。試合後は「原因はいろいろあるけど、すべて自分のことなので自分で解決していくしかない」と語った。

そんな中、日本男子最後の砦としてシングルス2回戦に挑んだのが戸上。ベテランのガルドスに対し、「相手はサービス・レシーブがうまくて、そこでミスをしないようにプレーしていました」と相手の武器を封じ、格上を相手に勝利を収めた。2ゲーム目にはガルドスにゲームポイントを握られたが、そこをしのいで3ゲーム目も奪取。4ゲーム目こそ相手に渡したが、5ゲーム目はきっちりと攻め切って3回戦進出を決めた。  明日の3回戦では優勝候補の一角・王楚欽(中国)と対戦。「ラリーでのパワー、サービス・レシーブが武器だと思うで、自分はそのパワーを上回っていけたらチャンスはあると思う」と強敵に挑む。