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男女シングルス4強が決定。梁靖崑は大逆転でカルデラノを下す

更新日
梁靖崑がボールを返す様子

女子シングルス準々決勝

陳夢(中国) 9、6、8、6 石川佳純(日本)
王芸迪(中国) 10、−7、2、7、9 伊藤美誠(日本)
孫穎莎(中国) 9、4、4、7 徐孝元(韓国)
王曼ユ(中国) 9、7、1、11 陳幸同(中国)

男子シングルス準々決勝

ボル(ドイツ) -4、5、10、7、-9、7 ジャー(アメリカ)
モーレゴード(スウェーデン) 11、8、-2、4、-12、7 アルナ(ナイジェリア)
樊振東(中国) -8、7、5、8、9 林高遠(中国)
梁靖崑(中国) -8、-12、-8、8、4、8、8 カルデラノ(ブラジル)

アメリカ・ヒューストンで開催されている世界選手権個人戦は大会5日目が終了。男女シングルスは準々決勝が行われ、ベスト4が決定した。
日本からは女子シングルスに伊藤、石川の2人が登場。伊藤は王芸迪の堅いバックと威力あるフォアドライブに苦しみ、目標としていた優勝に届かず。バック強打でミスを連発するなど精彩を欠き、終盤は足を使ってフォアで攻めにいったが突破口を見出せないまま敗れた。苦手としている陳夢と対戦した石川は、1ゲーム目の出足でリードを奪うものの、徐々に陳夢のペースに引き込まれ、ストレートで終戦。「サービスも常に待ちと違うのが来た」とレシーブでも苦しみ、初の表彰台はならなかった。

女子シングルスでは日本勢を破った陳夢、王芸迪のほか、孫穎莎と王曼ユが準決勝進出。孫穎莎は徐孝元を相手に、完璧とも言えるカット打ちを見せてストレートで勝利。陳幸同との同士討ちとなった王曼ユは攻撃力の高さで上回り、2大会連続でベスト4以上を確定させた。女子シングルスは前回大会に続いて中国がベスト4独占という結果になっている。

徐孝元がボールを返す様子
徐孝元
王曼ユの試合の様子
王曼ユ

男子シングルスでは40歳のボルが10年ぶりのメダルを確定させた。地元アメリカのジャーと対戦したボルは左脇腹付近を傷めながらも、執念とも言えるプレーを見せて4-2で勝利。輝かしいキャリアに、またひとつ栄光を加えた。欧州勢では19歳のモーレゴードが準決勝へと進んでいる。モーレゴードはトリッキーなプレーで快進撃を見せており、準々決勝でも猛打のアルナを巧みにかわして4-2で勝利。準決勝ではボルとの対戦が予定されている。

ボル選手が試合をする様子
ボル
モーレゴード選手が試合をする様子
モーレゴード

第熱戦となったのは梁靖崑とカルデラノのカード。梁靖崑はカルデラノの凄まじい威力のドライブに押されて3ゲームを連取されたが、苦しみながらも4ゲーム目を奪うと流れが変わり逆転勝利。準決勝では樊振東との対戦となるが、この同士討ちを制した方が優勝に大きく近づくことになるだろう。

ボールを返す様子
梁靖崑