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男子シングルス決勝は世界ランク1位の樊振東と快進撃の19歳・モーレゴード

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モーレゴードが試合をする様子

男子シングルス準決勝

樊振東(中国) 5、4、9、-8、11 梁靖崑(中国)

モーレゴード(スウェーデン) -8、-8、6、8、-10、8、5 ボル(ドイツ)

世界選手権個人戦5日目の今日、男子シングルス準決勝が行われ、決勝のカードは世界ランキング1位の樊振東と19歳のモーレゴードに決定。世界選手権男子シングルス決勝では2大会続けて中国勢とスウェーデン勢の対戦となり、どちらが勝っても初優勝となる。

樊振東は準決勝で同タイプの梁靖崑との同士討ちに勝利。今大会ここまで苦戦を勝ち抜いてきた梁靖崑に対し、3ゲームを先行して試合を優位に運んだが、前回の219年大会では梁靖崑に敗れており、リベンジを果たす形となった。これまでも優勝候補として注目された樊振東だが、最高成績は2017年大会の2位。今大会は天敵・馬龍(中国)が欠場とあり、大きなチャンスとなっているが、初の栄冠を手にできるか。

樊振東の試合の様子
樊振東

その樊振東と対戦するのは、シード選手を続々と破り、台風の目となっているモーレゴード。準決勝では世界的レジェンドのボルと対戦。ゲームカウント2-3と追い込まれたが、大胆かつトリッキーなプレーを貫き、逆転勝利で決勝へと進んだ。19歳での決勝進出は見事というほかないが、大舞台でも臆せずプレーできる強心臓で決勝で最大の番狂わせを巻き起こす可能性もある。

モーレゴード選手がボールを返す様子
モーレゴード

40歳にして10年ぶりのベスト4へ進出したボルは、初の決勝進出まで1ゲームに迫ったが、最後はモーレゴードの大胆不敵なプレーに屈した。昨日の準々決勝では左脇腹付近を傷めている様子で、今日の試合でも時折その部分を気にしていたが、最後までプレー。いつも以上に声を出し、自らを鼓舞して戦う姿に観客からは大きな声援が送られた。

ボル選手が試合をする様子
ボル