日本男子に続いて今大会初戦を迎えた日本女子。ツインエースの一角・早田ひなを温存し、1番・木原美悠、2番・伊藤美誠、3番・長崎美柚というオーダーでスロバキアに挑み、3-0で開幕戦勝利を飾った。
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女子グループリーグ第1戦
〈日本 3-0 スロバキア〉
○木原 -9、8、6、6 バラゾバ
○伊藤 6、8、-4、10 ラボソバ
○長﨑 6、3、5 ククルコバ
今大会初戦の切り込み隊長を任されたのは、団体・個人通して世界選手権初出場となる木原。「コートに入るまでは緊張しなかったけど、試合が始まったら自分のプレーができなくて」と固さが見えて1ゲーム目をバラゾバに奪われる。しかし、バラゾバの回転量の多いフォアドライブに苦しみながら2ゲーム目を奪い返すと、3ゲーム目も奪って王手。4ゲーム目は徐々に木原らしいプレーも見られ、バラゾバを台から下げて3-1で勝利し、先制点をあげた。

2番の伊藤は自分のプレーを確かめるような戦いぶりで2ゲームを連取。そのまま一気に押し切るかと思われたが、3ゲーム目はラボソバの連打が決まり出して4点でゲームを取り返されると、4ゲーム目もゲームポイントを握られるなど苦戦。しかし最後は9-10から3本連取で逆転勝利をあげて、日本がスロバキア撃破にあと1勝と迫る。

木原、伊藤がややもたついたのに対し、3番に出場した長崎は出足から絶好調。得意のサービス・レシーブからコースを広く突く連打で得点を重ね、圧倒とも言える内容でククルコバに完勝。世界選手権団体戦2度目の代表となる長崎だが、前回大会では出場機会なし。4年の時を経て立った世界選手権のコートで、素晴らしいパフォーマンスを披露した。

グループリーグ初戦を勝利で飾った日本女子、明日は試合がなく、次戦は10月2日。グループリーグ2戦目となるポーランド戦では、今日の試合でベンチを温めた早田と佐藤瞳の起用も予想される。