日本男子、予選グループ最終戦は完勝で締めた!
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男子予選グループ・第5戦
日本 3−0 シンガポール
○張本 5、4、6 ガオ・ニン
○水谷 8、4、5 ポー・シャオフォン
○大島 3、5、3 ベー・クンティン
日本男子、予選グループの最終第5戦はシンガポールにオール3−0で勝利。張本・水谷の2点起用に、今大会初出場の大島を3番に配し、シンガポールを圧倒した。
両ハンドでオーソドックスな攻守を見せるシンガポールの選手たちは、日本男子にとっては良い練習台だったかもしれない。トップ張本はバックハンドの守りが堅いガオ・ニンを、バック対バックの速さで圧倒し、チャンスボールは両ハンドで相手のフォアに仕掛ける。相手のチキータやバックドライブをカウンタードライブで狙えず、ブロックか少し回転をかけるだけの合わせ打ちになるガオ・ニンは、張本にとってはまさに「お得意様」だった。
2番水谷は、試合後に「今日の相手はこれまで戦った中ではかなりレベルが下で、1ゲーム目に明らかなレベルの差を感じたので、明日に向けてサービスやレシーブなどを試しながら試合ができたのは良かった。コンディションは日に日に良くなっています」とコメント。心配された腰の状態も、大きな不安はないようだ。
今大会初出場の3番大島は、どのゲームも出足からサービスを効かせ、スタートダッシュをかけて相手を突き放した。「ぼくでもレベルの差を感じる相手だった。1ゲーム目の入りは少し緊張しましたが、サービスが効いたので緊張はほぐれてきた」と試合後のコメント。2ゲーム目の10−5のゲームポイントでは、チキータから強烈なフォアストレートのパワードライブで打ち抜いた。
ダブルスパートナーの水谷からは、ミックスゾーンで「前回のクアラルンプール大会での(大島の)負けが印象に残っていて、とりあえず1勝してくれてぼくもうれしく思います」とちょっと上から目線(?)な祝福のコメント。「何ですかそのコメントは?」と苦笑いの大島に、水谷は「いや、ダブルスパートナーとしてね」とフォローを入れていた。今日の夜22時のドローは、日本男子にとって非常に重要なものだが、敗戦の淵から這い上がったチームの雰囲気は、決して悪くない。
