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戸上がカルデラノに勝ち、日本がブラジルを3-0で下す

更新日

男子団体決勝トーナメント1回戦

〈日本 3-0 ブラジル〉
○戸上 -11、10、8,7 カルデラノ
○張本   4、5、7  ジョウティ
○及川   8、4、9  イシイ

日本男子の決勝トーナメント1回戦の対戦チームは、世界ランキング5位のカルデラノを擁するブラジル。日本は張本智和、戸上隼輔、及川瑞基の布陣で、ブラジルは2番手のイシイを3番に起用するオーダーを組んできた。

1番の戸上は試合の序盤はカルデラノに押されていたが、展開は決して悪くはなかった。2ゲーム目を逆転で奪った戸上は、3ゲーム目からはカルデラノを上回るチキータとバックドライブを見せて、格上のカルデラノを玉砕した。

「世界のトップと当たる機会が多くなることは、大会前から予想していましたし、世界ランキングのトップ10以内の選手に勝ちたいと思っていました。でも、勝ちたいと思う気持ちだけでは勝てないことも今まで感じているので、平常心でプレーすることが大事だと思って試合に臨みました」と戸上は試合を振り返った。

試合の様子
1番の戸上の勝利により、日本に勢いが増した

2番の張本はジョウティを一方的な内容でシャットアウト。チキータや両ハンドドライブだけではなく、相手のドライブを何本もブロックするなど守備力の高さも見せた。

「今日は戸上選手かぼくがカルデラノと対戦して、どちらかが1点取れれば勝てると思っていた。今日は戸上選手のおかげですし、それにぼくと及川選手が乗っかることができた。完璧に近い試合だったと思います。今日の試合はこの8試合くらいでも一番良い試合だったと思います。

カルデラノ選手とは4番で当たると思っていましたけど、カルデラノに対しては自信があった。戸上選手がカルデラノに勝ったことは、戸上選手自身にとっても良いことだし、この先対戦するチームのエースにもプレッシャーを与えられたと思いま」と張本は戸上を称えた。

相手のボールを打ち返す様子
張本のバックハンドは唸るような打球で相手コートを駆け抜けた

戸上と張本のプレーに引っ張られて、及川も動きの良さを見せた。フットワークを使って丁寧にコースをつき、難しいボールに対してもしっかりと動けているので強打ができていた。及川らしさのあるプレーでイシイにストレート勝ちし、日本がブラジルを3-0で下した。

試合をする及川選手の様子
自信に満ちた及川は本来のプレーを見せた

準々決勝に進んだ日本は、ポルトガルとスロバキアの勝者と明後日に対戦する。準決勝に駒を進めて、対戦が濃厚な中国との戦いが見たい。

男子チームの集合写真