本文へ

スロバキアとの再戦を制した日本女子、4大会連続メダルが確定

更新日
日本女子

グループリーグ初戦で対戦したスロバキアと準々決勝で再び顔を合わせることとなった日本女子。リベンジを許すことなく再びスロバキアを3-0で破り、準決勝進出、そして4大会連続の銅メダル以上を確定させた。

女子決勝トーナメント準々決勝

〈日本 3-0 スロバキア〉
○伊藤 9、1、3 ラボソバ
○早田 9、7、-9、6 バラゾバ
○長崎 -6、5、11、7 ククルコバ

1番・伊藤美誠、2番・早田ひな、3番・長崎というオーダーで挑んだ日本。伊藤はラボソバ、長崎はククルコバとグループリーグに続いての対戦となった。

グループリーグでの対戦ではラボソバに1ゲームを奪われた伊藤だが、「練習でも少しずつよくなってきている」と今日はストレートで快勝。1ゲーム目を競り合いながら奪うと、2ゲーム目は0-0から5本連取、さらに5-1から6本連取で一気に王手。3ゲーム目も立ち上がりから伊藤が得点を重ねてストレートで先制点をあげた。

試合をする伊藤選手
2ゲーム目からは完勝の伊藤

グループリーグでのスロバキア戦では出番のなかった早田は相手エースのバラゾバと対戦。両ハンドのラリーに強いサウスポー同士のカードとなったが、1ゲーム目は6-9から5本連取で早田に。2ゲーム目もコースを散らしながらのラリーで早田が奪い、伊藤に続く勝利にあと1ゲームと迫る。

3ゲーム目も早田が優位に試合を進めたが、3-6からバラゾバが意地の逆転。嫌な流れでゲームを失った早田だったが、「点数は競っていたけど、相手より1本多く返す気持ちでプレーしていた」と早田、最後は逃げ切って日本が2連勝を飾った。

試合をする早田選手
早田の勝利で日本が王手

準決勝進出にあと1勝とした日本、長崎が再びククルコバを圧倒するかと思われたが、グループリーグでの反省を生かしたククルコバが善戦。前回苦しんだフォア前へのサービスをバックの表ソフトで処理して対応、長崎のミスも目立ってククルコバが1ゲーム目を奪う。2ゲーム目は逆にククルコバの凡ミスが続き長崎が取り返してゲームカウント1-1。

3ゲーム目はククルコバが粘り強いプレーを見せて10-7とゲームポイントを握るも決めきれず。その後も11-10でのククルコバのゲームポイントをしのいだ長崎が2-1としてゲームカウントを逆転させた。最後はククルコバのミスを誘った長崎が4ゲーム目を奪い、日本の準決勝進出を決めた。

試合をする様子
長崎が今大会5勝目でメダルを確定させた

グループリーグでの対戦以上にスロバキアに苦しめられた日本だが、これで開幕から6戦連続無失点での勝利。やはり、他チームから頭ひとつ抜けた力を持っている。明日行われる準決勝の相手はドイツ。帰化選手のハン・イン、シャン・シャオナがいるが日本は相性も良く、2人以上にマークすべきはパワーのあるミッテルハムかもしれない。

また、日本と同時刻に始まった中国とポルトガルの準々決勝は中国が1ゲームも与えずに圧勝。こちらも開幕から無失点のまま準決勝進出を決めた。中国は明日の準決勝でチャイニーズタイペイと対戦する。

女子決勝トーナメント準々決勝

〈中国 3-0 ポルトガル〉
○王曼昱 6、6、5 シャオ・ジエニ
○陳夢 4、2、5 ユ・フ
○孫穎莎 4、1、3 マトス