日本女子がドイツを退け準決勝突破。中国と4大会連続の決勝戦
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グループリーグ初戦から準々決勝まで6戦連続3-0勝利でベスト4進出を果たした日本女子。今日の準決勝でもフルゲーム2試合を制してドイツに3-0で勝利し、無失点で中国の待つ決勝へと駒を進めた。
女子準決勝
〈日本 3-0 ドイツ〉
○早田 -9、3、-6、6、8 ミッテルハム
○伊藤 7、7、6 ハン・イン
○木原 4、8、-9、-10、10 シャン・シャオナ
昨日の準々決勝で3番に起用した長崎美柚に代えて木原美悠の名をオーダーに記してドイツ戦に臨んだ日本。1番の早田ひなとミッテルハムの試合は取っては取られのシーソーゲーム。サービス・レシーブがハマった時には早田、ラリーに持ち込めばミッテルハムと交互にゲームを奪い合って最終ゲームに突入。5ゲーム目はミッテルハムが回転量のあるドライブで押して6-2とリードしたが、早田が追い上げて5-8から6本連取で勝負あり。今大会初めて相手に2ゲームを奪われたが、早田が踏ん張って日本が先制する。
2番の伊藤美誠は相性の良いハン・インを粉砕。早い打球点でミドルを攻め、次々にスマッシュを打ち込んで簡単に2ゲームを連取。3ゲーム目の途中からはハン・インですら「やることがない」というような試合展開で伊藤があっという間に試合を終わらせて日本が決勝進出にあと1勝に迫る。
王手をかけた日本は3番の木原も2ゲームを連取し、このまま押し切るかと思われたが、シャン・シャオナのテクニックが冴えを見せる。3、4ゲーム目はサービスで木原に先手を奪わせず、バックショートを軸にしたラリー戦に持ち込んだシャン・シャオナが接戦で連取。
5ゲーム目は終盤に思い切りの良さが出てきた木原が7-7から3本連取でマッチポイント。しかし、シャン・シャオナも厳しいコースへの連打を見せてジュースに追いつく。しかし、「2-2になってから相手も自分も緊張していたけど、その中でボールを選んでプレーできた」と最後に踏ん張った木原が11-10からラリーを制して日本の決勝進出を決めた。
これで初戦から7戦連続の3-0勝利で4大会連続となる決勝進出を決めた日本。同じくここまで全試合3-0勝利で勝ち上がってきた中国と対戦する。中国は陳夢、王曼昱、孫穎莎の起用が濃厚。対する日本が伊藤、早田のツインエースを軸に、どんなオーダーで勝負を挑むのかにも注目だ。