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吉村真晴、無念。気迫十分も梁靖崑に善戦及ばず。シングルス2回戦で散る

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2回戦で敗れた吉村選手

男子シングルス2回戦、吉村真晴は梁靖崑(中国)に本気で勝ちにいき、好機も手繰り寄せたが、及ばなかった。

試合前から気合十分の吉村だったが、逆にそれがプレーの固さにつながったか。2ゲームを梁靖崑に先行される。しかし第3ゲームは7-10から5本連取で吉村が奪取。第5ゲームも7-1とリードを奪ったが、そこから梁靖崑が追い上げ。ジュースにもつれこんだが、13-12とマッチポイントを奪った梁靖崑がタイムアウト、次の1本を3球目チキータで吉村を抜き去って、梁靖崑がガッツポーズ。吉村は試合後もしばらくコートから離れられず、悔しさをにじませた。

「簡単に負けるような試合ではなく、ラリーでも全然勝てていたが、3球目での対チキータのミスや、対ドライブのブロックのミスなど、ラリーになる前のミスがすごく多かったのが悔やまれます。何かをやられたわけではなく『やられるんじゃないか』という脅威があった。点数としては簡単に取られたゲームもあるけれど、いける試合だったんじゃないかと思う。負けたことがすごく悔しいです。
 時吉コーチからは良い試合だったと声をかけてもらいました。世界卓球なので、パリがどうこうじゃなくてここがすべてと思って戦ってきた。いくら惜しい試合をしても、勝たなければ意味がないと思っていたので、このラウンドで消えてしまうのはすごく寂しい。
 今後はパリ五輪への選考レースもあるし、Tリーグ個人戦もあるし、ぼくの世界卓球は終わったけど、他の選手たちをしっかりサポートして、自分自身いろいろなことを吸収して、学んで、日本に帰ってからプラスアルファにして良いパフォーマンスをファンにお届けできるように準備していきたい」(吉村)

男子シングルス2回戦

梁靖崑(中国) 4(5、5、-10、4、12)1 吉村真晴

ラリーを展開する吉村選手
白熱のラリーが展開されたが、バック対バックでは梁靖崑のうまさがやや上回った
インタビューに対応する吉村選手
試合後のインタビューでは、悔しさに言葉を詰まらせた吉村