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張本智和が巧みな戦術でフレイタスに勝利!3回戦へ駒を進める

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勝利を喜ぶ張本選手

男子シングルス2回戦、張本智和はフレイタス(ポルトガル)と対戦。2人は19年の世界選手権でも対戦しており、その時は張本がストレートで勝利している。
 試合序盤から積極的に攻撃を仕掛けてくるフレイタスに対し、張本はコースをついたブロックでうまく対応して1ゲーム目をジュースで奪う。2ゲーム目以降も競り合うものの、コース取りやツッツキの長短を巧みに使い、フレイタスに主導権を握らせなかった張本がストレートで勝利した。

 「1ゲーム目が大きかったですね。9−10にされてからレシーブで頑張って1本取って、ずっとサービスで取ってレシーブで取られるという展開の中で追いつけたのは大きかった。そこからはずっと優位に試合を進められました。
 リードした時は、気は抜けてないですけど、どうしても9−9や10−10に比べると少し集中力は下がっている。逆に4ゲーム目、9-4から10−10に追いつかれた時は良い集中力でできていた。このラウンドだからまだ勝てますけど、次からはもう「次はない」という気持ちで戦いたい。でも9-9、10-10での集中力はあると思う。そこまでいかずに勝てるのが一番良いですけど、競ったら集中力を高めて戦いたい。
 フレイタス選手には4年前も4-0で勝っていた。決して苦手ではなく、ラリーもきれいな相手。でも簡単に勝てる相手でもないので、こうやって4-0でしっかり勝てたのは自信にしていい。ただ、4年前はその次の試合で負けているので、ここで気を引き締めていきたいです」(張本)

男子シングルス2回戦

張本智和 4(10、8、9、10)0 フレイタス(ポルトガル)

試合をする張本選手
ツッツキの長短を使い分け、フレイタスの攻撃を封じた張本
試合をするフレイタス選手
フレイタスはバックハンドでややミスが目立った