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「Wみゆう」は準々決勝へ。平野ハリケーンは田志希を吹き飛ばす

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勝利し喜ぶ長﨑・木原ペア

「Wみゆう」こと長﨑美柚/木原美悠は、女子ダブルス3回戦でチャイニーズタイペイのベテランペアに3-1で勝利。各ゲームとも点数は競ったものの、落ち着いたプレーで競り勝って準々決勝進出を決めた。

右利き同士のタイペイペアに対し、同じコースを突く戦術を基本に主導権を握ったWみゆう。タイペイペアも、深いツッツキから次を狙う戦術で1ゲームを奪い、競り合いを見せたが、長﨑、木原とも要所ですばらしいストレート攻撃を見せて3-1で接戦を制した。

準々決勝でマテロバ/バラゾバ(チェコ/スロバキア)と対戦、そこで勝てばメダルが決定し、準決勝では早田ひな/伊藤美誠と王芸迪/陳夢(中国)の勝者との対戦となる。

女子ダブルス3回戦

長﨑美柚/木原美悠 3(7、-9、8、9)1 黃怡樺/陳思羽(チャイニーズタイペイ)

試合をする長﨑・木原ペア

互いに大きく動かすラリーが続いたが勝ちきったWみゆう。「次の準々決勝がメダル決定ですけど、自分たちは向かっていくだけ。あまりプレッシャーを感じず、初戦だと思って戦いたい」(木原/写真右)

また女子シングルス3回戦では、平野美宇が田志希をストレートで下した。3回戦の相手としては難敵の田志希。左腕から緩急をつけた両ハンドドライブを繰り出し、ラリーの強さと巧みさに定評のあるベテランだが、平野がそれを上回るラリーでの安定感、サービス、レシーブの巧みさを見せた。田志希の調子も良かったが、平野の状態はさらに上。続く4回戦での王芸迪(中国)との8決定戦にも期待がかかる。

女子シングルス3回戦

平野美宇 4(9、6、6、10)0 田志希(韓国)

試合をする平野選手

両ハンドの「ハリケーン」だけでなく、サービスや台上処理も冴えた平野。続く王芸迪との試合については「『中国選手だから』というのはあまり考えなった。だからアジア選手権でも勝てたし、ひとつの強みだと思うので、あくまでひとりの対戦相手と考えてどうやったら勝てるかを考えていきたい」(平野)