伊藤美誠と早田ひなが揃って8強。カットの徐孝元、早田に敗れるも健在をアピール
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女子シングルス4回戦
- 伊藤美誠 8、9、12、10 A.ディアス(プエルトリコ)
- 早田ひな 5、9、6、8 徐孝元(韓国)
女子シングルス4回戦、伊藤美誠と早田ひなは直前の女子ダブルス準々決勝での敗戦から気持ちを切り替え、ともにストレート勝ちでベスト8進出。明日の準々決勝へ駒を進めた。
今日は気温が高かった海沿いの街・ダーバン。外気が入りやすい会場は湿度も上昇。伊藤は試合後、「今日は(湿気で)ボールが落ちるから、相手もツッツキとブロックばかりになっていたし、ロビングも多かった。反撃されることも想定して、割り切ってプレーできました」と語った。「女子選手で一番ロビングがうまい」と伊藤が語るA.ディアスのロビングは見事だったが、伊藤はミスなく打ち切った。
一方の早田も、徐孝元戦では「4ゲーム目から湿度が高くなって、ボールの飛びが落ちたので、ドライブ連打ではなくドライブからのスマッシュで決める戦術に切り替えた」という。照明のトラブルで試合開始が遅れ、試合中も一部の照明が急に点灯するなどのアクシデントに見舞われたが、終始冷静だった。
また、敗れたとはいえ36歳の徐孝元の正確なカット、そして威力ある反撃は健在だった。会場の韓国応援団の声援を受け、低く正確なバックカットから回り込んで打ち抜くプレーは昔と変わらぬ華がある。申裕斌ら韓国女子の若手も台頭する中、接戦の連続を勝ち抜いてベスト16入りを果たした。