【世界卓球(卓球世界選手権)2019】伊藤、孫穎莎との大一番に散るも、4人が16強入り
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女子シングルス3回戦
- 平野美宇 6、11、ー11、ー7、4、4 チャン・モー(カナダ)
- 佐藤瞳 7、7、7、12 ウー・ユエ(アメリカ)
- 孫穎莎(中国) 6、9、9、ー13、2 伊藤
- 石川佳純 7、12、3、4 リー・チェン(ポーランド)
- 加藤美優 12、ー8、4、ー8、9、5 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
ベスト16が決まる女子シングルス3回戦が終了。最大の注目カード、伊藤美誠対孫穎莎は1ー4で孫穎莎…!
前日のミックスゾーンで、孫穎莎に対して「パワーのある選手」と評していた伊藤。普通の選手なら、伊藤のナックル性のボールやミート打ちのバックハンドに対して、下から持ち上げて打ってくるものだが、孫穎莎はためらうことなく水平にスイング。多彩な球質を操る伊藤のバックサイドに、強力なバックドライブの連打を集め、要所では回り込んで目の覚めるようなパワードライブを打ち込んできた。
伊藤はサービス・レシーブから流れを変えたいところだったが、必殺の巻き込みロングサービスも思うように効かず、厳しく出そうとしてサービスミスが出た。4ゲーム目、11ー12の相手のマッチポイントをしのいで1ゲームを返したが、反撃もここまでだった。
しかし日本、残る4選手はいずれもベスト16進出。カットのリー・チェンに対し、2ゲーム目1ー6から逆転して主導権を握った石川。そして加藤は世界ランキング8位の鄭怡静に対し、じっくりと間合いを取り、バックのループドライブとフォアの強烈なスマッシュという緩急で封じ込めた。上写真は敗れた伊藤、下写真は加藤。