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【世界卓球(卓球世界選手権)2019】丹羽孝希、噛みしめた勝利の味。4大会連続のベスト16進出!

更新日
試合中の丹羽考希選手

男子シングルス3回戦

  1. ボル(ドイツ) 3、9、7、8 森薗政崇
  2. 丹羽孝希 7、8、9、ー1、12 ディヤス(ポーランド)
  3. プツァル(クロアチア) 9、ー8、8、ー8、ー2、5、7 オフチャロフ(ドイツ)
  4. 馬龍(中国) 6、ー7、6、3、8 サムソノフ(ベラルーシ)
  5. ゴーズィ(フランス) 8、-6、-11、6,9、9  許シン(中国)

男子シングルス3回戦、丹羽はポーランドの右シェークドライブ型、ディヤスを4ー1で下し、4大会連続のベスト16進出!

強力なバックドライブと柔らかいボールタッチのシュートドライブで、左利きのフォアを厳しく攻めるディヤスは「サウスポーキラー」とも言われる選手。しかし、「サービスが思った以上に効いた」という丹羽は、ディヤスのフォア前に出す横回転系サービスで厳しいストップを封じ、台上に少しでも浮けばフォア強打で仕掛けていく。強打できるボール、強打せずにつなぐボールの見極めも良く、非常にミスが少なかった。

ちょうど丹羽の試合と並行して、隣の第1コートでゴーズィ(フランス)が許シン(中国)を破る金星。観客の大興奮にやや集中力を削がれ、4ゲーム目は1ー11で落としたものの、5ゲーム目は再びリード。最後はジュースにもつれたが、4回目のマッチポイントで勝利を決めた。

「これで4大会連続でベスト16で、ここまでは毎回来ているので、これで満足することはないです」と語った丹羽。勝利の瞬間、軽くガッツポーズを決めた後、拳を握りしめて勝負の味を噛みしめていた。続く4回戦の対戦相手は、オフチャロフを破って勝ち上がったプツァル(クロアチア)。チキータとバックハンドが強い長身の右シェークドライブ型だ。

また、男子シングルスでは許シンが敗れたことで、張本のいる第3ブロックに続き、第4ブロックでも中国選手がいなくなった。第3・4ブロックを勝ち上がって決勝に進む選手は、中国以外の選手ということになる。決勝に中国以外の選手が勝ち進むのは、シュラガー(オーストリア)と朱世爀(韓国)が決勝を戦った2003年パリ大会以来、実に16年ぶりだ。

勝利をかみしめる丹羽考希選手