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【技術動画】日本屈指のカットマン村松雄斗の卓球技術解説-Vol.2バックカット-

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バックカットの基本的な動作のポイントはフォアカットと同様に手打にならず、体をうまく使って打つことが大切。
自分にとって一番打ちやすい位置に入って打つことを意識しよう。そうすることで手打にならずしっかりと体を使って打つことができるので、自分の打ちやすい打球ポイントを見つけてそこで打つように心がけよう。

カットマンはバック面に表ソフトや粒高ラバーを使用している選手が多く、村松選手の場合はバック面に表ソフトを使用している。
ラバーの性質によって意識する点はあるのだろうか。
「表と裏って結構似てるけど、逆に粒(高)と表は全然違っていて、表だったらナックルとか出せるので、変化をつけるようにしてます。粒だったら切れるか切れないかは相手次第なのでそこがラバーの違いです。」

表ソフトの場合は、ナックルのボールが出しやすいがナックルカットと普通のカットを混ぜる時に意識しているポイントを聞いてみた。
「ナックルは押し込むような感じで。厚く当てるんですけど(当たる瞬間は)鋭く当てるようなイメージです。ナックルカットと普通のカットを混ぜる時は、フォアカットと一緒なんですけど打った後のフォロースルーをちょっと大げさにやる。ナックル(カット)をするときに途中で止めちゃうと、切れたカットに見せることが出来ない。逆に切るときは力いっぱい(振り切るように)やるんでそれに近いようなイメージで。ナックルは当てて、そのあと途中で終わらないで普通のカットと同じようにちょっと大きめのフォームでやると相手にとって分かりづらくなると思います。」

ボールタッチの瞬間とフォロースルーを意識的に変えることがキーになるようだ。
異質ラバーを使用している選手は、ラバーの特性を生かしながらいかに相手を惑わすことができるかが大切。
まずは自分の使用しているラバーの特性を理解し、普通のカットを練習してみよう。
慣れてきたらラバーの特性を生かした、相手にとってやりづらい返球を目指そう。
表ソフトを使用している選手は、ぜひ村松選手のポイントを参考にフォロースルーを意識しながら普通のカットとナックルカットを交互に混ぜて練習しよう。
ナックルカットのコツを掴むためにバック側にドライブのボールを出してもらい、連続でナックルカットをする多球練習から始めよう。
ポイントは村松選手が語っているように、『ボールを押し込むようなイメージで厚めに当てる』こと。感覚を掴んできたら相手にドライブを打ってもらい、普通のカットとナックルカットを交互もしくは2本おきに1回ナックルカットを混ぜながら打つ実践に近い練習をやってみよう。
このときに相手にわかられないよう、フォロースルーを意識することを忘れずに。
自分が使用しているラバーの特性を生かして、相手を惑わせるプレーに挑戦しよう。

村松雄斗選手プロフィール

試合をしている村松雄斗選手
所属
東京アート
生年月日
1996年10月14日
戦型
右シェーク守備型
使用用具
ラケット:KOJI MATSUSHITA OFFENSHIVE(松下浩二オフェンシブ)
バックラバー:スペクトル