サービスが上手くなるコツ|卓球サービス
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今回はサービスを上手くなる練習方法を紹介します。 サービスは練習を続けてもなかなか相手に効かず、レベルアップが難しい技術だと思っていませんか?
サービスの練習量 ≠ サービスのレベルアップ
サービスが上手くなるためには、回転やスピード、変化の付け方、タイミングの取り方など、さまざまな能力を上げる必要があります。
しかし、大半の方は同じ練習を繰り返しています。
それだと技術はレベルアップせず、サービスの安定感だけが良くなってしまいます。
安定感が良くなるのはいいことですが、回転がバレバレのサービスなど相手に通用しない技術の安定感が高まるのはよくないことです。
これはサービス練習の怖いところで、相手に効かなければ全く意味がないものとなってしまいます。
勉強に例えると、大学受験を受けようとしているのに、中学生レベルの勉強を繰り返しても、大学受験には受からないことと同じことです。
サービスにも同じことが言えて、仮に地区大会レベルで通用するサービスを安定的に打てたとしても、それより上の大会(県大会・全国大会レベル)では、より高い技術がないと相手には効きません。
技術を高めるためには、レベルを上げた練習をしなければなりません。
サービス力を高める練習サイクル
ゲーム練習や大会がサービス力を高めるためには一番重要になります。
なぜかというと、そこで自分のサービスが相手に効いているのかどうかを見ることができるからです。
試合を通して、回転が足りないのか、タイミングが違うのかなど、どこが自分のサービスに足らなかったのかを分析します。
もちろん、相手がカットマンだったり、フォアをよく使う人や粒高だったりなど、タイプによっても変わってきます。
その上で、分析を組み立ててサービス練習を行います。
昨日よりも回転をかける、スピードが上げる、変化を加える、立ち位置やモーション、タイミングを変えるなどの目的を考えて工夫してみましょう。
そして、試合でサービスを試してどのレベルの相手まで通用するのか効果を見ます。
この流れが大事です。
サービス練習は相手がいないとただの自己満足になってしまいます。
相手がいることで、この戦型には効く、このレベルには効くなど自分のサービスが今どのレベルなのかを知ることができます。
練習を繰り返しても効果が見えないようであれば、違うサービスに挑むことも方法の一つです。
サービスは成長が見えづらい技術
サービスは以前ご紹介した通り、「第1球目攻撃」です。
他のラリーを用いる技術とは異なり、相手のレベルに関係なく練習した成果が最も発揮できる技術です。
磨けば全国レベル・日本代表レベルのサービスを手に入れることができます。
※「第1球目攻撃」についてご紹介した記事はこちら
サービスを点数で示すと100点か0点しか存在せず、100点のサービスが打ててはじめて合格となります。
仮に90点のサービスが打てたとしても、相手に効かなければ不合格となってしまうため、自分のサービスがどのくらい成長できているのかわかりにくく難しいところです。
成長が見えづらいこと自体はマイナスに聞こえますが、実はメリットでもあります。
ドライブなどの技術は、自分でも技術レベルの成長がわかりますが、周りからも成長が見えるため、追いつかれやすいというデメリットがあります。
その反面、サービス技術は80点から100点に成長した時に急に効果が出るため、成長過程が見えないため周りは追いつけず真似されにくいというメリットがあります。
このように、サービスは他の技術と違って成長が見えにくいため、継続を怠りやすく根気が必要です。
今回ご紹介したことを考えながら粘り強く練習してみてください!